もしかしたらホントに伝説かも(汗)ということを考えてみると、たしかに伝説っぽいトコロもあるような気がする。
とにかく、超銀には合理的な展開というものがわざとやってるだろ(怒)というくらいないよーに思うのだった。
ってことは(悩)
しまむらたち(ゾアさまやタマラさまも)の行動原理も、近代的な合理主義とかヒューマニズムとかではなくて、実はもっとなんというか(悩)
……なのかもしれない(汗)
たとえば、典型的な神話のパターンにはこんなモノがある。
異世界から理想的な男がくる。
その土地のお姫さまと結婚する。
子供が生まれる。
夫婦は別れ、子供はその土地の始祖となる。
ちなみに、男というのは神であるし、女はその場合巫女と考えてもよい。
男と女の間柄は逆でもよいが、夫婦が別れるときは、訪れたモノ(神)が去ることになっている。いつまでも異世界の神に居座られたら困るからなのだった(しみじみ)
そして、この話のキモは言うまでもなく始祖誕生なので、母親のその後みたいなことは大した問題にならない。
…ってことは。
タマラさま事件は、案外、このパターンにぴったりなのだった!(倒)
ちょっと微妙なのは、子供が誕生してない……ってことなんだけど、タマラさまは、これはもう子供作るしかない!というモードに入っていたし、それも、二人の愛の結晶♪というような個人的な幸福の問題というよりは共同体の長としての「子孫」を意識しての行動だったように思うのだった(しみじみ)
そうすると、実はお嬢さんは何も心配する必要ないのだった(しみじみ)
要するに、しまむらの系列種族が異世界にひとつできました…ってだけのことで、異世界で起きていることはお嬢さんには何も関係ないからだ(しみじみ)
もちろん、もう一つの大きな問題は、お嬢さんも異世界に来てしまっている、ということで、これによって異世界が異世界であることや、しまむらが神の立場にいる男であるという前提が崩れてしまう。異世界を行き来できるのは神だけ……なので(しみじみ)
タマラさまが死んでしまったのは気の毒なのだけど、前述したように、始祖誕生の神話において母親個人の人生みたいなモノはあまり問題にならない。
…………。
…と、考えてみると(汗)なんかコワくなってきたんですが(涙)
ラストのあのお嬢さん&しまむらのセリフは、もしかしたらスゴイことを暗示しているのかもしれない(汗)
お嬢さんはこう言っている。
ボルテックスの中で、なぜタマラのことを考えなかったの?
…………。
お嬢さんは、しまむらが「考えなかった」ということを前提としている。
なぜそれがわかるのか、というと、もちろん、タマラさまがココにいないからだ。
…………。
タマラさまはファンタリオン星で生き返ってたりするかもしれないんじゃない?(悩)
……という可能性について、お嬢さんは想定していないのだろうか。
ここは、近代的に合理的に考えてしまうとかなりわかりにくい。
旅が終われば、お嬢さんはしまむらの故郷の地の巫女みたいな立場に落ち着く。もともと、お嬢さんがしまむらと一緒に旅をしているのがおかしかったわけで。
しまむらがソコにいる限り、お嬢さんはしまむらの唯一無二の女性であってよいのだ。
そして、その土地を守る巫女としては異世界のことなど知る必要はないし、知ろうとするべきでもない。
タマラさまが「ここにいない」のなら「存在しない」と考えるしかないのがお嬢さんの立場だ(しみじみ)
では、しまむらはどう答えたかというと。
わからない。
…なのだった(倒)
なぜわからないのか、と合理的に考えると(汗)そりゃわからないだろうなー(汗)と思うので、この答えはしごくもっともなのだけど、3至上主義者としてはなんかひっかかるのだった。
…………。
こういうことなのかもしれない。
しまむらには、実はわかっている。
ファンタリオン星では「何か」が起きている(かもしれない)。
が、それとお嬢さん(&自分)とは最早何の関係もないのだ。
それは、異世界で起きていることであり、異世界と自分(たち)が関係を結ぶことはもう二度と、決してないからだ。
だから、「わからない」。
なぜ、二度と関係を結ぶことはない……かというと。
しまむらが神であるからで、かの土地でするべきコトはもう終わり、そうなれば彼はソコから永久に去るべき……だからだ。
するべきコトとは。
もちろん、始祖を誕生させるということだ!
…………?(汗)
え、えーと。
つまり、それは、しまむらとタマラさまの子供が、ファンタリオン星で誕生した、ということで(汗)
…………。えーーーー?(驚)
いつの間にっ????(倒)
と、つい私たちは考えてしまうのだけど、何と言っても神話だし異世界だし、私たちがフツーに子供を作るときのやり方しか存在しない、と考える必要はない。
…………。
一体、ファンタリオン星は今どうなっているのか。
猛烈に気になるといえば気になるのだけど、それは異世界へ惹かれる思いであり、言うまでもなく、文字通りの意味で禁忌なのだった(しみじみじみ)
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