009たちはそもそも宇宙へ行く必要があったのか(倒)
と、いうのは、超銀を最後まで見てしまった(しみじみ)人なら誰でも思うだろうことなのだった(しみじみじみ)
私自身はアタマのおかしかった思春期時代に、超銀に、というよりお嬢さんに夢中だったので、実際のところ、超銀のそういうよくわからないところについては完全スルーしていた。ハッキリいって、そんなことはどうでもいい問題だったのだ!(踊)
たしかに、しまむらたちが宇宙に行く必要はこれといってなかったのかもしれない(悩)
ゾアはボルテックスに行ったら最後、必ず消滅するはずだったのだから(しみじみ)
……が!
それがボルテックスの仕業だというなら、私たちがとやかく言うべきことではない。
うっかり忘れそうになるけど、ゾアだっていつかは確実に死ぬのだ。ショギョウムジョウです(しみじみ)
ボルテックスが神のよーなモノなのだとしたら、ゾアの死は要するに
老衰(しみじみ)ってか寿命(合掌)
みたいなモノで、それをあげつらって、しまむらたちがしたことは無意味だ、なんて言ってしまったら、私たちが毎日しているありとあらゆることも全て無意味だということになってしまう。
だから、問題はゾアが結局どうなったか、ということではない。
「結局」なんて考えるなら、
みんな死ぬ。以上。
ということになる。
それがボルテックスというもので(しみじみ)
とすると、しまむらたちの功績をフツーに考えると。
とりあえず地球を無傷で守った。
カデッツ要塞星を破壊した。
の2点だと思う。
上出来だと思うのだった(しみじみ)
カデッツ要塞星は、ゾアが消滅しても残ったはずで。
そしたら、確実にゾアよりも無能な後継者がソレを引き継いだはずで。
そうなったら、確実に宇宙はそれまでよりも悲惨なことになっていたような気がする。
なんというか、悪いヤツより無能なヤツの方が、いろいろマズイように思うのだった。
そういう危ないモノを壊しておく、というのは、死の商人と戦うというしまむらたちのアイデンティティうっかり忘れそうになりますが(涙)<え(汗)でもある。
罪を憎んで人を憎まず、というのとはかなり違うが(遠い目)結局しまむらたちは、悪人と戦うというよりは戦争というものと戦うのであり、悪人の住処を叩くというよりは武器庫を破壊する、という発想で動いているはずなのだった。
ファンタリオン星については気の毒だった……と思う。
が、もしゾアが消滅しても、タマラさまがロダックの中にいることに変わりはない。
ゾアがもし魔法使いだったりしたら、彼の死と同時に魔法が解けたりするんだろうけれど(悩)そういう話ではなかった……のだと思うので。たぶん(自信なし)<こら(涙)
そもそも、ゾアがどーやってファンタリオン星を制圧していたのか、ということをマジメに考えるとかなり謎で、それこそ魔法?(汗)とも思わなくもないのだけど、それはナシ、ということを前提とし、わずかな手がかりから考えると、やっぱり問題はロダックだったのと思う。
だからロダックを倒してあげたという時点で、しまむらたちはファンタリオン星を解放したのだ。
あの空襲はたしかに気の毒だったけど、お嬢さんが生き残っていたぐらいだから全滅ではなかったのだと思うし、歴史をひもといてみても、大きな革命的解放のあとには必ず反動が来る。
その革命をもたらした張本人たちが逃亡(倒)したというのはたしかに無責任だけど、これも歴史をひもとけば、革命の張本人たちというのは大抵混乱の中で放逐されているような気がする。結果としては大した問題ではなかったのかな(悩)と。ホントか????
というか、むしろ、そう考えると、しまむらがファンタリオン星に残ってたら、すっげー面白いことになっていたのは間違いない(踊)
もちろん、面白いと思うのは私が部外者の宇宙人だからであって、ファンタリオン星の人にとっては大変な問題だ。それに、ファンタリオン星の人は知らないと思うけど、しまむらはうっかり壊すと原子炉がね<やめて(涙)
言うまでもないが、私たちはいつもただ生きている。
生きていることに目的など本当はない。
某宇宙戦艦に「使命」があり、ラストではその使命を果たした!という展開になるのは、某宇宙戦艦が軍属であったからだ。
企業や軍というような組織には、目的がある。なければ組織となる必要もない。
何かを「なさねばならない」というのは、組織の一員としての私たちの発想なのだ。
一方、しまむらたちは、要するに生きるために宇宙に旅立った。
それだけのことだし、それなら生きて地球に帰り、これからも生き続けることができるなら、それでいいのだと思う。
そもそも、「サイボーグ009」というのは、そういう作品になっている……ようにも思う。
ただ、問題は、制作者がそういう作品を作るつもりだったからこうなったのか?ということで(悩)
…………。えーと(汗)
でも、それを言うなら、「サイボーグ009」という作品は、原作者にとっても制御不能なトコロがあったことを思い出すべきなのかもしれないのだった(しみじみじみ)
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