放浪したのだった。
なんか、無理矢理…という風情の放浪だった。
夫婦ともに結構疲れていたのだけど…夫は仕事で妻は夜遊びで(しみじみ)
でも、今日放浪しないと、当分できそうもないから…ってことででかけたのだった。
とにかく二人とも基本はへれへれなので、無理をせず高速道路を使うことにした。
幸い、すいていたのだった。
夫婦ともに、高速道路はそれほど好きではない。退屈…というかなんというか。
でも、今日のような日はどうしようもない。ってかどうしてそこまでして放浪を(悩)
目標の温泉でのんびりして、ゴハンも食べて、早いけど帰ろう!ということになった。
結構早かったので、一般道で帰ることも十分できそうな時間だった。
…が、やはりへれへれだったので、夫は悩んだ。
結局、とりあえず高速道路の入口を通過する道を通り、渋滞情報を聞いてから入るかどうかを決めよう…ということになったのだった。
そろそろかな〜?と、ラジオをつけた…ら。
高校野球の決勝戦をやっていた。
そ、そういえばそうだった!!!
夫婦ともわけあってこら(汗)苫小牧にかなりのしんぱしいを抱いているのだった。
その駒大苫小牧は、3点ほどリードされていた。
う〜ん…(涙)
…が!
ぼーっとラジオを聞いているうちに、あっという間に同点に追いついたのだった!(驚)
おおおおっ!!!!!
と、夫婦ともに動揺していると、高速道路の入り口についた。
特に渋滞はしていないようだった。
夫はおもむろにアクセルを踏み、高速道路に進入した。
でもって。
それからはもぉ。
なんというか。
妻の方はもう、車がどこをどう走っていたのかとか、どの辺で渋滞しそうだったとか、そういうことを何も覚えていない。
夫はそこまでではなかったはずだが(汗)運転してたし(しみじみ)少なくとも、いつものように、この先の渋滞はどうかな〜?と考えたり、やっぱり退屈だから一般道に降りようかな〜?とルートを変更する…みたいなゆとりはなく、ただひたすらラジオを聞き、ばく進したのだった。
そして。
ついに。
駒大苫小牧高校、優勝〜!!!
妻は興奮のあまり某絵師様のトコロに電話するんだと暴れ、夫もついつり込まれて、運転しながら後部座席のカバンをさぐって携帯電話を探し←危ないってば(涙)
先に我に返ったのは夫だった。
でも、今…仕事中で家にはいらっしゃらないんじゃないのかな? 日曜日だけど。
…あ(汗)そうかも(大汗)
とか、深呼吸しているうちに車は料金所を通過した。
どうやら渋滞には逢わなかったらしく、その後も順調に走り…予定より何時間も早く、私たちは帰宅したのだった。
夫は
疲れた〜。野球で。
と幸せそうにつぶやき、寝てしまった。しみじみじみ
そして、妻はテレビの前に陣取り、オリンピック放送をひたすらくりかえすテレビ局を罵り続けたのだった。だって日本人的にどっちがより大事なニュースかというと絶対こっち!(断言)
そして、ようやく放映された、苫小牧駅の様子を見ては感動に涙し、「北海道新聞」の号外をサイトで見ては涙するのだった。
…ってことで!
号外配りの五段活用!はい????(汗)
原作:「号外!号外です〜!」とそつなく配ります。人が殺到して危なくなってきたら、加速装置で離脱!こういうときは新聞紙も燃えません←えぇっ?(汗)
新ゼロ:号外…とか叫ぶ前に、あっという間に人だかりの中に呑み込まれ、踏まれてしまいます(しみじみ)切れた唇の血をぬぐいながら「どうして俺ばっかり…!」と言うのがお約束♪
超銀:「号外です!」と端正に美しくてきぱき配ります。受け取る人も、なんとなく礼儀正しい感じになります。もちろん集まるのは女性ばっかりです。(とにかく踏み)
平ゼロ:号外…とか叫ぶまもなく、突進する人たちの中にあぁっというまに呑み込まれてしまいます。が、踏まれてはいません。人波がひくと、「びっくりしたなぁ…」おっとりつぶやきます。よくわかりません(涙)
旧ゼロ:号外を求めて押し寄せる人々を一喝!「みなさんの分は、ちゃんとあります!危険ですから、慌てず、きちんと並んで受け取ってください!」人々を一列に並ばせて配ります。並ぶ方も並ぶ方です(しみじみ)
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