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019ジョーくん私論 第四章
第四章
019ジョーくんの魅力その2
〜未来〜
 
第一節
ジョーくんが動揺するとき
 
ジョーくんがどん底まで落ちてしまった第41話&42話。
強くて弱いジョーくんが、ほんとに弱くなってしまった。
 
第41話でキレたジョーくんは、凄まじい勢いで戦う。
一見強い。
でも、それは019ジョーくんの強さではない。
 
ジョーくんが弱くなったのは、未来を見てしまったからで。
未来を信じるジョーくんに、絶望の未来をつきつけるのはたしかに効果的♪←♪?
 
シンクロワープに失敗し、ジョーくんは戦うのを恐れている、と指摘される。
この恐れは、第14・15話での恐れと、根本的に違う。
 
第14・15話では、ジョーくんは戦うこと自体を嫌っていたのではなく。
サイボーグマンたちを殺し、彼らの未来を奪うのなら、戦う意味はどこにあるのか、ということを悩んでいたわけで。
結局、彼はその答を見いださないまま、彼らを殺してしまうのだけど。
自分の信じる未来のために。
 
第41話で戦うのを恐れているジョーくんは、戦うこと…というより、生きることを放棄しようとしている。
 
リナをはじめ、仲間達に同じ行動をとるヒトが誰もいない…ので、ジョーくんがひ弱に見えてしまうかもしれない。
でも…違う。
 
他のヒトたちは、わかっていないだけなのだ。
 
004は言う。
 
だからって、ここでこうしているわけにはいかない。
 
他のヒトも同じ意見のはず。
そりゃそうだ。
ここにいたって、何にもならないし。死ぬだけだし。
 
でも、戻ったって、いつかは死ぬわけで。
何にもならない…ってことについては、ここにいるのと同じなんじゃないのか?
 
ジョーくんは、いつもただ生きるために生きているのではない。
彼は未来を信じて生きている。だから強い。
 
他のヒトも同じなんだけど…でも、彼らはそれをあまり意識していない。
ジョーくんははっきり意識している。
だから、どんな困難にもひるまないし、いくらやられても大丈夫(笑)なのだ。
 
もし、未来を信じられなくなったら。
 
ジョーくんは崩壊する。
 
他のヒトも同じなのだ。
ただ、彼らは気付いていない。
 
このまま戻って、いくばくかの時間を生き延びる。
未来はなくとも。
その恐ろしさに、彼らは気付かない。
だから、帰ろう、と平然と言えるのだ。
 
或いは。
第一世代や、年長のサイボーグたちは、漠然と知っているのかもしれない。
ヒトは未来を信じなければ生きていけない。
だから、一生懸命生きていれば、それ自体が未来を信じているということになるし、未来を拓いていることになるのだ。
…みたいなことを。意識していなくても。
 
で、その辺りのことをホントにわかっているのは…やっぱりジェロニモで。
彼は、年長組の図太さをわかりやすく説明してみせる。
 
ただひたすら生きることが、未来を拓くことなのだと。
ここで見せられた未来は現実でありつつ、まやかしなのだと。
 
そう言われたって…
未来を信じる、ということは、ジョーくんにとって生きることの根幹をなす問題なのだ。
 
未来は、本来、当然だが、目に見えない。
そしてジョーくんの眼前にある現実は、未来のように見える。
それは未来ではない、と言われても、未来のイメージとして、それより確かなものを探すのは、急には難しい。
 
だから、ジェロニモは、「仲間」という。
 
お前の信じていること、それこそが未来だ。
お前一人がただ信じているだけなら、それはお前の内にある妄想にすぎないかもしれない。
でも…一人でもいい、同じものを信じているヒトがいるなら。
お前が信じるモノは、お前の外に出ることができる。
きちんとした存在を確かめることができる。
 
…見ろ。
未来は、ここにある。
 
彼らは、いつも一緒に戦ってきた。
その目的を語り合ったことなどなかったけれど。
でも、いつも一緒に戦ってきた。
 
ジョーくんの中で、ジョーくんが信じていたものが完全に砕かれたのなら…
彼を助けることができるのは、彼のにいる者だけになる。
彼の外にいて、彼の内にもそっと入り込める者たち。
 
それが、「仲間」だ。
 
番組の時間も限られてるし(笑)もたもたしてる場合じゃないから、ジェロニモは簡潔にわかりやすく言う。
自分は、仲間を信じているぞ。と。そして。
 
お前は?
 
…ジョーくんが立ち上がる。
 
帰りましょう、私たちの時代へ。
 
と言うお嬢さんが、どれっくらいわかっていたのかはわからないけど…(笑)
でも、お嬢さんは、なんというか…本能的に強そうな気がするので。
こういうときは心強いかも(謎)
 
ここで、ジョーくんが乗り越えたモノは大きい。
ジョーくんの信じるものはジョーくんだけが信じている妄想ではなく…
仲間達がみんなで守ろうとしているものなのだ。
 
これでヨミ篇も大丈夫♪
…なんだけど。
 
ミュータント篇では、その後の戦闘が…あまりにシビアだったので、物語的感動みたいなのはいまいちだったかもしれない(涙)
 
いや、そこもまた「009」らしいんだけど〜♪
 
動揺し、どん底に落ちた主人公が仲間の助力を得て復活!したからには、とりあえず無敵でなければならない。
でも、ジョーくんの場合…というか、「009」の場合、主人公を理不尽に無敵にする…という臆面もない物語的手法は原則として否定されている。
だから、ジョーくんはやっぱりケインにやられてしまう。あっさり。
 
ケインとの決着をリナがつけた…ということで、ちょっと話が混乱してしまったかもしれない。
 
いや、リナにも「未来」への思いがあって、そこでケインと袂を分かつのだから、この決着でもいいのだ。
ただ、決着のとき、前面に出たのが「ニコル」だったから…(悩)
 
だから(?)恋愛を物語に織り込むのは難しい。
何もかも根こそぎ持っていってしまう引力があるんだよな…(しみじみ)
 
ラストで、ミーがなんとか話を本題に戻そうとしてくれる(笑)
彼らもまた、未来を拓くためにやってきた。
自分の存在が無になることを覚悟して。
 
未来を拓くことは、自分の存在…生きることよりも重い。
 
ヒトは生きるために生きるのではない。
実際のとこ、生きるために生きているのだけど…
でも、なんのために生きるのか?
そう聞かれてしまったら。そして、答えなければならないのなら…
答は一つなのだ。
 
未来を、拓くため
 
ケインは、そこを踏み外した。
他に答はないのだから、踏み外した彼には破滅しか残されない。
 
残酷な未来を見せつけられ、ジョーくんも一瞬踏み外しそうになった。
でも…ジョーくんは戻ってきた。
 
消えたミーに、ジョーくんはありがとう、とつぶやく。
 
ヨミ篇の幕が開く。
 
 
第二節
ブラックゴースト
 
ヨミ篇で、ジョーくんたちは何のために戦っているのかな〜?と思う。
 
…ええと(汗)
 
一応、世界戦争阻止…で、そのためにブラックゴーストを倒す…ってことが目的なんだろう。
で、その過程で反撃に出てきたブラックゴーストに取り込まれ、翻弄され…なし崩しに戦う、という…
 
「009」って…そうなんだよな…
いくら作戦立てても無駄で。(涙)
結局、その場その場の局面を切り開いていく…って戦い方になるのだ。
 
004や008は参謀っぽいんだけど…こういう戦い方をするときにはあまり役に立たない。
ジョーくんがリーダーなのは、ほんとごもっとも!だと思う。
 
ジョーくんはタフ…っていうか、くじけない…もんな(笑)
やられても泣いても立ち上がって向かっていく。
 
変なヤツ…(しみじみ)
 
そんなわけで(?)地下帝国のヒトたちを解放し、救う…みたいな発想は、彼らには全然ない。
奇妙なほどない。
 
彼らはひたすらブラックゴーストに勝つために戦うのだ。
 
悪夢の未来が、ケインが、ジョーくんたちに教えた。
ブラックゴーストの本質を。
 
彼らは、現在の快楽を生きる目的として掲げ、生きる。
そこに、未来はない。
 
恐怖に怯えるダフネを姉たちが叱咤する。
生き続けることより、未来を持つ事の方が大切なのだと。
 
わかっていても、それでも眼前にあるいくばくかの幸せをつかみたい。
そのためになら、姉妹を犠牲にしても。
揺れるダフネの姿は、全ての人間の姿でもある。
 
一方、姉たちとともにあることは、死の恐怖をも乗り越えさせる強い力で。
それもまた人間の姿である。
 
罠かもしれないけれど、かまわない。
 
そうジョーくんが決めたとき、サイボーグたちに参謀は不必要となった。
ジョーくんがリーダーとなった瞬間でもある。
 
ジョーくんは知っている。
どこにいても知らないふりをしていても、ブラックゴーストは必ず自分たちを襲う。
ブラックゴーストはいつでも、どこでも、全ての人間を襲う。
だから、ブラックゴーストと戦うのに作戦など無意味なのだ。
 
目の前にいるブラックゴーストを倒す。
その後ろにいるブラックゴーストも。
その後ろにいるブラックゴーストも。
 
………三回繰り返して書いただけでも私なんかはうんざりするのだけど。
ジョーくんはくじけない。
 
ほんっと変なヤツ〜〜(涙)
 
そして…ジョーくんは知る。
洗脳によって、自分の内にあるブラックゴーストに。
 
ふふふふふふふふふふ。
 
でも、ジョーくんは平気なのだ。
だって。
ジョーくんは未来を信じて生きているのだから。
別に自分を信じているわけではない。
 
自分の中にブラックゴーストがいる。
だったら、それを倒すまで。
 
自分の内なる自分を倒しても…ジョーくんは倒れない。
ジョーくんを支えているのは、未来で。
 
それは、ジョーくんのにあるのだ。
ジョーくんの外にあって、仲間と共に築き上げていく未来。
仲間がいるから、未来はジョーくんにとって確固たる存在となる。
だから、ジョーくんは戦える。
 
とは言っても。
ヘレンたちの悲劇…生きる者の生きるゆえの悲劇も、もちろんある。
その悲しみを引き受けるのは…004だったりする。
 
未来を信じて、ヒトは生きる。
そして、死ぬ。
 
どんなにつらくとも、苦しくとも…ヒトはそのように生きるしかない。
そう生きることでしか、本当の幸せはつかめない。
 
ブラックゴーストは、眼前の快楽を人々に与える。
そのために生きよと囁く。
 
ついに快楽を知らずに死んだヘレンたちを不幸と考えることはできる。
ザッタンのえさになるより、ブラックゴーストに支配された方が幸せだ…と考えることもできる。
 
でも、そこに未来はない。
 
ヘレンたちは、ジョーくんが信じる道を選んだのだ。
そして、倒れた。倒れるべくして。
 
ジョーくんたちにも、最後の時がくる。
アルヌール先輩がジョーくんの腕をとる。
 
人は一人で生まれて一人で死ぬ。
手を取り合うことができなかったダフネたちも、こうしてジョーくんの腕をとるアルヌール先輩も、その意味では同じことで。
 
手を取り合ったからといって、一人で死ぬことに変わりはない。
 
でも。
アルヌール先輩はジョーくんの腕を取る。
 
一人だけど、一人じゃない。
同じ未来を信じて、そのために生きた。
それが、仲間だから。
 
同時に、恋愛要素が入るか入らないかの瀬戸際でもあるのだけど。
米袋が阻止(笑)
 
まだ、進む道がある。
それなら、ジョーくんは進む。
何も躊躇はしない。
 
ジョーくんはアルヌール先輩の手を握り返す。
 
大丈夫、まだ終っていない。
僕は一人で行く。
でも、一人じゃない。
 
僕自身のためではなく、君のためでもなく。
 
僕と君が信じる未来のために、僕は行く。
だから。
君も。
 
微笑みを残し、ジョーくんは敵地に向かう。
一人で。
でも、一人じゃない。
 
一方。
残された仲間達は、ジョーくんの分身となる。
 
イワンはジョーくんのように決断する。
フランソワーズはジョーくんのように泣く。
アルベルトはジョーくんのように耐え。
そして、ジェットは。
ジョーくんのように、諦めない。
 
ジョーくんは、ヨミ篇を乗り越えて、ホントの009になるのだと思う。
だから、ジョーくんは死なない。
殺したって、ここでは死なない。
 
「009」は、ここから始まるのだから。
 
未来を信じること。
それが、人間を人間たらしめる一番大切なことなのだ。
サイボーグが人間であるためにも。
 
「僕たちが未来を作る!」
 
そう叫ぶことの出来る者が人間なのだ。
そのために倒れても、傷ついても。
 
でも…それは時に、とても難しいことでもあり。
多くの人間は、それを踏み外し、ブラックゴーストに堕ちる。
 
絶対に堕ちないから、ジョーくんは強い。
そして、そのジョーくんを外から支えるのが仲間なのだ。
 
ジョーくんはブラックゴーストの正体を見きわめ、それを倒した。
「009」はここから始まる。
 
 
第三節
結晶時間
 
ジョーくんと未来…について考えるとき、やっぱりはずせないのが第33話「結晶時間」。
 
人は一人では生きられない。
もちろんそうなのだけど。
ジョーくんの場合、もう一つ「未来」の問題が加わる。
 
第33話前半で、ジョーくんは事故の現場に遭遇する。
ジョーくんは一生懸命になる。
 
どうしたら、この人たちを救えるか。
一生懸命考え、一生懸命を掘り…
 
ここでのジョーくんはいつものジョーくんだったりする。
 
時間は動いている。
未来のために、ジョーくんはがんばる。
たった一人でも、がんばれる。
でも…
ホントにたった一人だろうか?
 
エライ時間がかかったに違いないが、全てを終え、ジョーくんは立ち去る。
「安心しろよ、007」と寂しく話しかけて。
ジョーくんは007が安心するところを見ることができない。たぶん。
 
でも。
007は、ジョーくんと同じことを望んでいる。
同じ未来を望んで、今、必死の形相で事故現場へ駆けつけようとしている。
 
007が望む未来を目指し、がんばったのだから。
がんばっている間、ジョーくんは一人ではなかった。
ジョーくんは仲間の願いとともにいたのだ。
 
 
研究所に戻ったジョーくんは、本当の孤独と戦い始める。
 
 
まばたきするフランソワーズ。
彼女は、生きている。
 
彼女が生きている…ということが、ジョーくんを絶望させる。
原作の「結晶時間」では、ジョーくんはこのことにあまりはっきり気付いていないような気がする。
でも、019ジョーくんは。
 
僕と違う時間の中で、君は生きてるんだね!
 
…と叫ぶ。
これは、絶望の叫びだ。
 
ジョーくんは、事故を解決して以来、研究所を出ない。
世界へ旅立ってもいいかもしれないじゃないか。
さっきと同じように、人々を助けるために。
どうだ、ジョーくん?
 
…ダメだろう。
 
ジョーくんにはジョーくんの未来があるのではないか?
たった一人の未来なら。
でも。
 
たった一人の未来は、未来ではないのだ。
未来は…ただ、行先に横たわる時間ではない。
 
ジョーくんが研究所を離れないのは…
ジョーくんにとって、かけがえのない者たちがそこで未来を作っているからだ。
 
その未来と自分の未来とが重ならないから、ジョーくんに未来はない。
 
自分の時間と違う時間をフランソワーズが生きていることは、絶望なのだ。
それは、生きていることにならない
フランソワーズも。自分自身も。
 
とはいえ、ここでジョーくんが壊れなかった…ってことは、それでもジョーくんは信じていたということで。
未来を。
 
未来を取り戻す瞬間を確かめられるのは、この場所しかない。
仲間たちと自分の未来が再び重なったとき、ジョーくんは未来を取り戻す。
ジョーくんは、その瞬間を待つ。
絶望の中で、ひたすら待ち続ける。
 
でも、見込みがないわけで、なすすべもないわけで…
ジョーくんは少しずつ壊れていく。
 
スカールさま。
こうやればよかったんですよ〜!ジョーくんを壊すには。
 
ジョーくんを壊すには、ジョーくんから未来を取り上げればよいのだ。
そのために、ジョーくんの未来から他者(仲間)を排除する。
そうすれば、未来は未来でなくなり、ジョーくんは未来を失う。
 
…ってことは。
いや、ほんと恐るべしク○イトさま。(独り言)あ。私も「さま」つけてる(汗)←何を今更
 
子供の頃から、一人には慣れていたはず、とジョーくんは自分を叱咤。
その一人と、この一人は違う。
 
子供の頃、ジョーくんは一人だった。
同じ未来を信じる仲間などいなかった。
でも、いつか出会えるかもしれない。
それが、ジョーくんの希望であり、未来だった。
 
今。
ジョーくんは、希望を…未来を手にした。
気付いているかどうかは別として、ジョーくんの未来は仲間達が支えているのだ。
 
だから、それを失ったとき…ジョーくんは全てを失う。
 
世界漫遊の旅に出れば、ジョーくんはもしかしたら加速仲間(笑)を見つけられるかもしれないんだけど…
それは今のジョーくんにとって何の意味もないことなのだ。
 
ジョーくんは、結晶時間体験によって、未来が単なる時間の行き先ではないことを知ったはず。
未来は、ヒトが生きて作るものなのだ。
それも、一人では作れない。
 
一人のヒトが生き、作る未来と。
他のヒトが生き、作る未来と。
それが重なったとき、未来は本当の未来になる。
 
未来は、いつも、ヒトの心とともにある。
ヒトが他のヒトと心を重ねたとき、本当の未来が見えてくるのだ。
 
 
第四節
未来を拓くヒトと未来を見るヒト
 
 
完結篇序章で、ジョーくんは最後に言う。
 
このままでは、明日は来ない!行こう!
 
…これが彼らの戦う理由…ってことで。
 
「誰がために」じゃないんだな〜♪
 
新ゼロのスタッフのヒトが、「009たちの敵は人間なんじゃないのか」と言っているのを聞いたことがある…と思う。
 
良かれ悪しかれ、新ゼロジョーくんたちは、人々のために戦うのだ。
無償の愛をもって、無償の戦いを生きる。
 
でも…それはやはり報われない。
人々がジョーくんたちに背をむけたとき。
ジョーくんたちは苦しみ、立ちすくむ。
 
完結篇のジョーくんたちにもきっと似たようなことが起きるだろう。
 
人々が神とあがめるヒミコたちと戦う。
それは人々に忌み嫌われ、憎まれる戦いとなるのかもしれない。
 
つらいな〜(涙)
 
でも…たぶん、新ゼロジョーくんたちを見てるよりはつらくないかもしれないのだ。
というのは。
 
たぶん…なんだけど、019〜完結篇ジョーくんたちは、いつも「自分のため」に戦っているのだから。
正しく言うと、もちろん、未来を拓くため…なんだけど。
 
「悪の化石」で、平和は何ももたらさなかったと言って死んだロス博士に、ジョーくんは愕然とする。
 
それなら…僕たちはなんのために戦ったんだ?
 
…ごもっとも(涙)
このギモンがギモンのままで終っているところが、019の特徴だと思う。
新ゼロジョーくんだったら、
 
それでも…僕たちは戦う!
 
…とか涙声言ってたかも(笑)
 
そりゃもちろん、019ジョーくんだって、それでも戦うのだ。
ギモンを抱いたまま。
 
ジョーくんにはだんだんわかってくるはずだ。
戦うのは…「誰か」のためではない。
誰かを幸せにするためではない。
違うのだ。
 
このままでは明日が来ないから。
明日を呼ぶために、ジョーくんは戦う。
それは、誰のためでもない。
強いて言えば、自分のため。
 
でも…自分だけのためでもない。
 
なぜなら、自分だけの未来は未来ではないから。
 
結局。
新ゼロジョーくんと019ジョーくんと、やろうとしていることは同じ…だと思う。
でも、019ジョーくんの方がスッキリしている。
屈折してないというか…わかりやすいし、迷いもない。
 
019ジョーくんは「誰がために」なんて思わない。きっと。
誰のためでもないとわかっているから。
そりゃ、戦うことが誰のためだか分かった方が何かと気は楽なんだけど、019ジョーくんは、たぶんもっと遠くを見ているのだと思う。
そして、知っている。
少なくとも、ヨミのラストでは知っていたと思う。
 
戦うのは、誰かのためではない。
自分のためでもない。
 
ヒトが作る本当の未来のため。
それは自分の未来でもあり、誰かの未来でもある。
 
サイボーグだろうが生身だろうが、関係ない。
未来を作ろうと生きるヒトがヒトであり、自分はいつもヒトとして生きてきた。
 
そして。
ヒトは地球上に無数にいるのだ。
自分が消えても。
 
019ジョーくんは…なんというか、見かけほど(?)ウェットなヒトではない。
いいか悪いかは意見の分かれるところだと思うんだけど…私の好みには合ってる♪のだった。
 
ただ…(悩)
ここまでスッキリされてしまうと、003至上主義者としては、やはり一抹の寂しさを感じたりするのだった(笑)
スッキリしすぎていて…お嬢さんの入り込む隙が、全然ない(涙)
 
当たり前ではあるのだ。
コイビトに執着する気持ちは、ジョーくんたちの戦いとは無関係で。
別次元の話なのだから。
 
019ジョーくんは、お嬢さんのために戦っているのではない。
お嬢さんを大切に思ってはいるけど、それと同じように自分だって大切だし、グレートだって博士だってヘレンだって大切なのだ。(涙)
 
お嬢さんは言ってみれば「他者」の代表であり、ジョーくんが他者と融合しようとするときの入口…みたいな存在なんだろう。
ちょっとそれって色気がなさすぎるというか…(笑)
 
いや、別にジョーくんとくっつかなくたって、お嬢さんのかっこいい出番がいっぱいあれば、それでいいんだけど〜♪
 
…と思っていたら。
なんとっ!完結篇序章っ!!!!
 
「未来視」ですかっ、お嬢さん〜〜?????(踊)
 
ヘタに完結篇に触ると、後になって、なぁ〜んだ〜(涙)ってことになってしまいそうなんだけど…
でも、コレに私は感動したのだった♪
 
ミュートス篇でもお嬢さんは言っていた。
自分の能力は…ただ、見えるだけ。見えるだけで、何もできない。それがつらい、と。
 
そのとき、ジョーくんは直接彼女に答えることはなく、キビシイ言葉で…「仲間」の存在を示唆し、ヒトでありたいという気持ちを吐露していた。
一見、いまいちかみ合わない会話だったけど。
 
お嬢さんは、全てを見る。
そして、見えるだけ。何もできない。
 
これは…完結篇でも同じらしい♪
というか、これが003なのかもしれない。
 
もちろん、戦闘の中でお嬢さんはめちゃくちゃ役に立つだろうけど。
でも、そういう実戦での力とは別の意味を…「未来視」は持っていると思う。
 
お嬢さんには…悲惨なモノがたくさん見える。
容赦なく見える。
「見せないで!」と、叫んでも見える。
見えるったら見えるのだ(涙)
 
そして…お嬢さんにはなすすべがない
彼女を助けてあげられるのは。
 
オマエだ、島村(怒)。ぼけぼけしてんじゃねえぞ
 
未来を拓くジョーくんの働きが悪いと、お嬢さんが不幸になるのだっ!!!!
 
そりゃ、他の人たちだって、もれなくいずれ不幸になるのだけど(笑)
でも、先頭きって不幸になるのはお嬢さん。
それが、お嬢さんの運命…役割だったりする。やっぱり不憫だよな〜(涙)
 
ジョーくんが戦うのは未来のため。
戦うことは生きることでもあるのだから、ジョーくんが生きるのは未来のため。と言ってもよい。
 
そして、その未来を象徴する唯一の存在が…お嬢さんなのだ〜♪
 
ジョーくんが戦い、生きるのは。
隅から隅までお嬢さんのため♪ってことで〜(踊)
 
…いや。
まあ…それはそうなんだけど。
で、それって、そりゃもう…究極の愛というかほとんど神話的なカップルのあり方なんだけど。
 
でも…(悩)
いや、いいんだけど。
 
でも、そうなると…こういうこともありうる。
 
仮に…仮になんだけど、ジョーくんとお嬢さんが一緒のお布団で気持ちよくいちゃいちゃしているとして(怒)←怒るなら想像するな
 
その真っ最中に、お嬢さんにとんでもない未来が見えたりしたらっ!!!!!
 
…とーぜんジョーくんは、お布団を飛び出して、戦いにいくだろう。
ほっといたらお嬢さんにとんでもないモノを見せ続けることになってしまうのだ。
 
それでいいんだけど。
でも。
でも…せっかく気持ちよくいちゃいちゃしていたのに…それは後回し…ってことになるんだよな〜(しみじみ)
 
そういうことだと思うのだ。
やはり3&9が変なカップルなのはそこで。
実際のところ、
 
お布団の中で気持ちよくいちゃいちゃする…ことより大切なことがあるカップルなど、いるはずないっ!
 
…ではないか。(大まじめ)
 
これが…ジョーくんの「使命」とか「仕事」なら…
 
仕事と愛のどっちをとるか?
 
問いつめる道もアリなんだけど。
ジョーくんの場合、ジョーくんをお布団から引っ張り出すのもまたお嬢さんその人なのであって。
 
…………。ちょっと混乱中。
 
とにかく、変なカップルなのだ。
 
未来を見るヒトと。未来を拓くヒトと。
二人が結びつき、愛し合いながら未来を築いていく。
…だったら。
 
お布団の中でいちゃいちゃしてる場合ではないのかもしれない(涙)。泣くなよ
 
更新日時:
2002.12.08 Sun.
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Last updated: 2015/11/23