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日本昔話的009

鬼退治 桂月 下 
 
その少年を見上げたとき、最初に目を奪われたのは、火のように赤い髪。
彼は、じょーに傲然と告げた。
 
「我は、神」
 
じょーは勢いよく首を振った。
少年が、僅かに目を細める。
 
「違う、というのか、坊主?」
「神は…見えない、と父上が言った」
「…ふん」
 
少年は肩をすくめた。
 
「ならば教えてやろう、坊主。神が見えないのは……それを見た人間はみな死なねばならないからだ」
「……」
「つまり、オマエも死ぬ」
「……」
「どうした?恐ろしくて口もきけないか?」
「ぼくは……死ぬの?」
 
じょーはまっすぐ少年を見つめた。
 
「そうしたら、母上に会える?」
「…なに?」
 
少年もまじまじとじょーを見つめ、やがて小さく息をつき、微笑した。
 
「馬鹿なガキだ。いいか、我は…」
「母上は、死んだと聞いた。死んで、月に帰ったと。あなたは、母上に会ったのか?だから母上は死んだのか?」
「…待て」
 
少年は詰め寄るじょーを片手で押さえ、思わず天を仰いだ。
空には、満月が皓々と輝いている。
 
「そうか。オマエは…月に行きたいのか、母に会うために」
「…うん」
「死んだら行けると思うのか」
「…うん」
「…参ったな」
「何をしている、あぽろん?」
 
凛とした声に振り返ると、背の高い少女が立っていた。
 
「…姉上!」
「まだ、子供ではないか…!よもや乱暴をしてはおらぬな?」
 
少女は風のように近づき、あっという間に軽々とじょーを抱き上げた。
 
「なぜこんなトコロまできた、子供?…名は何という?」
「しまむら、じょー」
「なん……だと?」
 
少女は眉を寄せた。
少年も小さく息を呑み、鋭くじょーを見やった。
 
「オマエ、島村家の!」
「待て、あぽろん……まだ子供だ」
「何を言う、姉上!…人間は、すぐ大人になる!」
「いいから下がれ!」
「…姉上!」
 
少女は愛しげにじょーの髪をなで、囁くように尋ねた。
 
「なぜ、ここにいる?ここは、人間の来てはならぬトコロだ」
「どうして来てはいけないの?」
「私が、オマエに質問しているのだぞ」
「あなたも、神?」
「…なに?」
 
少女はちらっと少年を咎めるように見ると、じょーに視線を戻し、静かに首を振った。
 
「私たちは、そのようなモノではない…私の名は、あるてみす」
「…あるてみす」
「帰ったら、父に話すがよい…あるてみすとあぽろんに出会ったと」
「父上を、知っているの?」
「…ああ」
「それじゃ、母上は?」
「……」
 
あるてみすは目を閉じ、軽くじょーを抱き寄せるようにしながら言った。
 
「知っている。強く美しく、心優しい女だった」
「本当に?…じゃ、あなたは知ってる?…母上は、月にいるの?」
「父が、そう言ったのか?」
 
うなずく気配にあるてみすは微笑した。
 
「そうか…ならば、その通りなのだろう」
「……」
「じょー。オマエは母に会いたくて…月をたずねて、ここまで来たのか?」
「…うん」
「わかった。それなら、また来るがいい」
「…姉上?!」
 
驚いて遮ろうとするあぽろんを目で制し、あるてみすはそっとじょーの髪をかき上げ、額に口づけた。
 
「ただし、一人でだ。他の者を連れてきてはならぬ。もし連れてきたとき、その者は死なねばならぬ……よいか?」
「ここに来れば、次は母上に会える?」
 
あるてみすは小さく首を振った。
 
「母に会うことはできぬ……その代わり、オマエは私たちに会うだろう」
 
 
 
まさか、本当にまた来るとは思わなかったぜ、とあぽろんはぼやきながらも、どこか楽しそうにじょーを眺めた。
 
「ったく…!だから言ったろう、姉上…人間は、すぐ大人になる」
「僕は…まだ、大人じゃないよ」
「あぽろんはそういう意味で言ったわけではない…オマエが前よりもずっとたくましく成長した、と言いたいのだ。よく来たな、じょー。どうやってたどりついた?」
「よく、覚えていない」
「…そうか。だが、オマエはココに二度たどり着いた。次はいつでも来ることができるだろう…もし、それを望めば……だが」
 
ふと笑顔を消したあるてみすに、じょーは心配そうに尋ねた。
 
「望んでは……いけないの?」
「さあ。我らにはわからぬ…が、そういえば、もう久しくオマエの父を見ていない。あれも、年をとったのであろうな」
「父上…を?」
「…オマエもやがてそうなる。だが、それまでは我らとともに過ごす時を持つのも悪くはない。オマエが、望むかぎり」
「姉上。そんなことをコイツに話しても、どうせわかりはしない…それより!」
 
あぽろんにいきなり長い木の枝を投げつけられ、じょーは目を丸くした。
 
「こい、島村家の次期当主よ!その腕前、我に見せよ!」
 
 
幼い頃、じょーは武術の神童と呼ばれていたが、十歳になる頃には、そういう噂も影をひそめ、忘れられていた。
それはじょーの父、島村家当主のはからいだった。
 
強すぎる力は恐れと災いを生む。
武門で名高い島村家は、だからこそ、その危うさも知り抜いていた。
父は繰り返しじょーに教えた。
 
オマエは、力を使ってはならない。
その力、人に見せてはならない。
 
じょー自身も、幼いながら気付いていた。
いつからか、自分に送られる眼差しが、賞賛から畏怖…そして、憎悪に近いものへと変わっていることに。
 
 
夜更けてからふらっと館を出ていくじょーに、まず守り役のぐれーとが気付いた。
こっそり後をつけていくと、彼は山の奥へ奥へと入っていき……見えなくなってしまう。そして、翌朝は何事もなかったかのように館にもどっている。
その報告を初めてぐれーとから聞いたとき、じょーの父は微かに笑った…のだという。
 
「そうか。それなら、あの者たちに会っているのだろう。案ずることはない」
 
…と。
 
じょーは、毎晩のように山へと入っていた。
道はわからないままだったが、強く望みを持ち、ぐいぐい歩いていけば、その場所にたどり着き、あぽろんとあるてみすに会えるのだった。
 
やがて、あぽろんとの「手合わせ」はいつかじょーの大きな楽しみになっていた。
彼が相手なら、思う存分力を出し切ることができる。出し切ったところで、彼にはどうしてもかなわない。
次は、次こそは…!と、じょーは弾む気持ちをあぽろんにぶつけていった。
 
 
「姉上。次にアイツが来たら……鬼に会わせようと思う」
「…なんだと?」
 
じょーが訪れるようになってから、数ヶ月後だった。
眉を寄せるあるてみすに、あぽろんは楽しげに言った。
 
「アイツの腕なら、もう大丈夫だ。鬼と語り合うことができるだろう……島村家を継ぐ者としても、いい経験になるはず」
「そんな経験などいらぬわ。そもそも、島村家の者が鬼を狩らねばならぬ世など、とうに終わっているのだ!」
「だが、これから、どんな世が来るか…それはわからないではないか。愚かな人間のすることなど、我らには…」
「あぽろん。じょーは何よりもまず、人間だ。島村家の当主であるということはそういうことなのだぞ?」
「では、人間であることをアイツが心から望んでいる…と、姉上は本当に思っておられるのか?」
「……」
「アイツは、やはり俺たちの仲間だ。ココにいるべき者なのだ」
「…ちがう」
「姉上はまだ懲りぬのか?このままだと、アイツも殺されてしまうかもしれないではないか、島村家に……愚かな人間どもに!」
「それが、彼女の選んださだめだったのだ。じょーは彼女の息子だ。我らの元に引き込んではならぬ!」
「それを決めるのは、アイツ自身だ。いいから、見ていてごらんなさい、姉上。アイツはきっと…夢中になる。本当の己を思い出す」
 
…そうなのかもしれない。
 
あるてみすは、ふと懐かしい友の面影を思った。
あの日。あの夜。
倒れていたあの男……島村家の当主を助けたのは、他ならぬ自分だ。
 
もし、そのまま見捨てていれば。
彼女が彼に出会うことはなかっただろう。
そして……
 
「…わかった。オマエにまかせよう、あぽろん…だが、もしじょーがそれを望まないときには…」
「はいはい、まったく、姉上は心配性でおられる……案ずることなど、何もないというのに」
 
あぽろんは唇をゆがめるようにして微かに笑った。
 
 
 
「……母上!」
 
じょーは叫んだ。
直感だった。
女性が振り向いた……と思った瞬間、じょーは暖かい腕にふんわりと抱きしめられていた。
 
「母上……母上ですね?」
 
うなずく気配がする。
その顔を見たくて、もがく……が、動けない。
 
やがて、じょーはおとなしくなった。
抱かれているだけで、何とも言えない満ち足りた気分になる。
これ以上望むものはない……と気付いたのだった。
 
「…母上」
 
じょーは目を閉じ、柔らかい胸に頬を寄せた。
背中に優しく感じるのは……
 
月の、光だ。
 
このまま…ずっと、このままでいてください、母上。
お会いしたかった。
いつまでも、このままで……
 
ふと、じょーは耳を澄ませた。
何か、声が聞こえるような気がする。
 
聞きたくない…聞くな!
 
心の奥で、何かが警告の声を上げる。
しかし。
 
「誰かが……呼んでいる」
 
じょーはつぶやき、なお耳を澄ませた。
とぎれとぎれに聞こえてくる、小さな声。
どこかで聞いた……いや。
僕はよく知っている、この声を。
 
この、声…は。
 
不意に、全身を包んでいた柔らかく暖かいものが消えた。
それに気付く間もなく、じょーは叫んでいた。
 
「…ゆうり!!」
 
 
 
はっと目を開けると、黒い瞳が心配そうにのぞきこんでいる。
 
「……あ」
「目ざめたか、じょー」
「…ある、てみす……?」
 
あるてみすは微笑し、ゆっくりじょーを抱き起こすと、静かに唇を重ねた。
 
「…っ!」
 
何かが口の中に注ぎ込まれる。
飲み込んだ瞬間、霧が晴れるように、意識が戻ってきた。
 
「…大丈夫か?」
「僕は…いったい」
「オマエは、鬼に会ってきたのだ」
「鬼…に?」
「だが……やはり、まだ早かった。あぽろんは気が短すぎる」
「…鬼…って。でも、いま…のは」
「覚えているのか?何を見た、じょー?」
 
じょーはぎゅっと両手を握りしめ、つぶやくように言った。
 
「…母…上を……」
「……」
 
あるてみすは何も言わず、立ち上がると、じょーに背を向けた。
ややあって、彼女は何かを手に捧げ持つようにして戻ってきた。
 
「…これを、オマエにやろう」
「……笛?」
「そうだ。オマエの母の形見」
「…母上の?」
 
じょーはそっと錦の袋を受け取り、震える手で紐を解いた。
 
「元はオマエの父のモノだった。それがオマエの母に預けられ……そして、彼女がココを出るとき、我らに残していったのだ」
「……」
「吹けるか?」
 
じょーは黙ってうなずいた。
父にてほどきを受けたことがある。
手習いも、歌や漢詩文の暗誦も大嫌いだったが、笛だけは好きだった。
 
やがて、流れ始めた音色に、あるてみすは思わず息をつき、目を閉じていた。
短い曲を奏で終え、あらためてその笛をじっと見つめているじょーに、彼女は優しく語りかけた。
 
「見事だ…父の音に似ているが…それとも違うな」
「……母上は、笛が好きだった?」
「ああ」
「…あるてみす」
 
震える声に、あるてみすは眉を寄せ、じょーをのぞいた。
じょーは笛をにぎりしめ、ごく小さい声で言った。
 
「僕の母上は……やっぱり、鬼、だったの…?」
「違う。……誰かそんなことを言ったのか?」
「……」
「たしかに、そう思う人間がいてもおかしくはない…だが、じょー。オマエの母は人間だ。少なくともオマエの母になったときは…な」
「…え」
「彼女は、我らと同じモノだった。我らは人間ではない…が、鬼でもない」
「……」
「彼女は、ココで…オマエの父と出会い、彼と共に生きるため、人間の女になることを選んだ」
「…人間…の…」
「そして、オマエが生まれたのだ、じょー」
 
黙り込むじょーの肩を、あるてみすはそっと抱いた。
 
「わからなくてもよい……彼女はオマエの父と共に生き、オマエの母となり…幸せだったのだ。オマエはそれをわかっていればよい」
「…あるてみす」
「ゆうり、とは誰のことだ?」
「…え」
「目ざめるとき、オマエはゆうり、と呼んだ…その者がオマエを呼び戻したのだ」
「ゆうり…は、弟…だよ」
「…弟?」
「新しい母上が産んだ、僕の、弟」
「…そうか」
「……」
「オマエは、その者が愛おしいか?」
「…うん」
「そうか。ならば…よい」
「あるてみす……?」
 
あるてみすはまた微笑した。
 
「…それでよいのだ、じょー」
 
 
 
「鬼は、別に恐ろしいモノではない」
 
どこか愉快そうにあぽろんは言った。
同時に容赦なく打ち込まれる一衝きを辛うじてかわし、じょーは地面に転がった。
 
「ほう…よく避けたな。腕をあげたじゃないか、じょー!」
「恐ろしいモノじゃないって…どういうこと?鬼は人を食らったりするんだろう?」
「それは『影』がするコトだ。鬼ではない」
「『影』…?」
「ああ。だが、愚かな人間には、鬼の本当の姿が見えぬ。奴らにはただ影しか見えず、その影に怯え……」
「…っ!」
 
あっという間に組み伏せられる。
あぽろんはニッと笑みを浮かべながら、ゆっくり起きあがり、じょーを解放した。
 
「オマエは鬼に会っただろう?鬼は、恐ろしかったか?」
「……」
 
じょーは曖昧に首を振った。
よくわからない。
 
「恐ろしくは…なかった。でも」
「…でも、か。やれやれ…やっぱりオマエにはまだ早かったのだな」
「…あぽろん」
「だが、オマエにもいつか…分かるときがくる。オマエは島村家の人間だし…彼女の血を持つモノでもある」
「彼女って…母上のこと?」
「そうだ」
 
あぽろんはどこからともなく掴みだした鋭い細竹をじょーに投げ渡し、再び構えをとった。
受け取るなり素早く深呼吸し、風のように飛びかかるじょーを楽しげにかわす。
 
「オマエもいつかは知る…そして、選ぶときがくる。我々とともに…鬼とともに生きるか、それとも人間として生き…滅びるか」
「……」
「人間は弱く、愚かだ…その上、いつか滅びる。その時が来たら、おそらく迷いはしないだろう、オマエならな!」
「…っ!」
 
あぽろんが僅かに見せた隙を、じょーは見のがさなかった。
全力で突進してくるじょーを辛うじてかわし、あぽろんは思わず肩をすくめた。
 
「本当に…腕を上げたな、じょー!」
「あぽろん!」
「もうすぐだ…!もうすぐ、その時がくる!…そうしたら、我らと共に行こう!」
「あぽろん!それ、どういう…!」
 
不意に、全ての気配がかき消すように消えた。
あぽろんが去るときは、いつもそうだ。
 
思わず息をつき、ふと見上げると、今夜も月が美しい。
じょーは懐からゆっくり笛を取り出した。
 
 
 
「兄上…!」
 
小さい足音がぱたぱた近づいてくる。
じょーは思わず微笑し、座ったままで、駆け込んでくる弟を抱き留めた。
 
「どうした、ゆうり…?」
「あの…あのね、お話聞きたいの」
「お話…って」
「おじいさまのおじいさまが鬼退治したお話!」
「またそれかい?」
「…申し訳ありません、兄上…!お休みだったのに」
 
駆けつけるなり、礼儀正しくかしこまるとおやに、じょーは思わず苦笑した。
 
「そんなこと気にするな、とおや…そうだ、ゆうりに何か別の話をしてやってよ」
「別の…って。鬼退治ではない話…ですか?」
「うん。オマエはいろんな草子を読んでいるだろう?」
 
とおやは恥ずかしそうに笑いながら、首を振った。
 
「私も、兄上のお話をうかがいとうございます」
「オマエだって、何度も聞いた話…なのに」
「何度聞いても心が躍ります。島村家にある者の誇りを感じるのです」
「とおや…参ったな。そんな難しいこと、僕には…」
「兄上!…兄上も、鬼を退治する?」
 
無邪気に見上げるゆうりの髪をくしゃっと撫で、じょーはただ笑った。
とおやはこら!とゆうりをにらむようにした。
 
「無礼だぞ、ゆうり!…もちろん、兄上はそうなさるとも、島村家の嫡男として…!兄上は誰よりもお強くていらっしゃるのだから!」
 
幼い兄の言葉に、ゆうりは満足そうに笑い、ぎゅ…っと、じょーにしがみつくようにした。
 
「しょうがないなあ、オマエたちは…ぐれーとに頼めば、もっと面白い話をしてくれるのに……」
「ほう、これはお珍しい。今日は我が輩の話をお聞きいただけますのか、若君?」
「…うわっ!」
 
慌てるじょーを面白そうに眺めながら、ぐれーとは菓子を盛った皿をうやうやしく捧げた。
 
「お方さまから、若君たちへ…お召し上がりなさるように、と」
 
歓声を上げながらも、弟たちはじょーがそれを手にとり、分け与えてくれるのをおとなしく待った。
 
「ありがとうございます、兄上!」
「ありがとうございます!」
「…なんだか、こういうのって苦手だなあ…僕があげたわけじゃないのに…」
「それが、けじめというものです、若君」
 
重々しいぐれーとの言葉に、ふと溜息がもれる。
じょーは庭に差し込むまぶしい日の光に目を細めた。
 
島村家の…嫡男。
鬼退治の系譜。
そして…鬼の守人たち。
 
それは、日と月のようなものだ、とあるてみすは言った。
いつか選ばねばならないのだと、あぽろんは言った。
 
「…兄上?」
 
けげんそうにのぞきこむとおやの声に、じょーは我に返った。
選ばねば…ならない?
 
日の光のもとで生きる道か。
それとも、月の光のもとで……
 
 
 
「…母上」
 
笛を止め、じょーはつぶやいた。
見上げると…空に輝くのは、神々しいまでの十五夜の月。
 
 
僕は、選んだ。
選んだ、はずだ。
それは、あの二つの道の…どちらでもなかったけれど。
 
ふらんそわーず。
いわん…じぇろにも。
そして。
 
あのころは、どこにいるともわからなかった、僕の仲間たち。
僕は、彼らを選んだ。
 
 
だから…まだ、お会いできません。
……母上。
 
 
なにとなくながむる袖のかわかぬは月の桂の露や置くらん
更新日時:
2006.03.05 Sun.
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Last updated: 2006/3/5