なんとなく第4話
夕陽の決闘
でもまだ浜辺なのだ!しくしくしく(涙)
つい、ウキウキと(?)いきなり島村殴りのシーンにこだわってしまったのだけど、この場面は、もぉ隅から隅まで、3至上主義者にはおいしかったりするのだった!
で、はじめからちゃんと(?)見ていくと、島村はまず海を見ているのだった(しみじみ)
これは別に珍しいことではない。
が、超銀は、もぉ次の瞬間から違う。
お嬢さんは、いつものように、
何を見ているの、ジョー!
と問いかけない。
もちろん、そう問いかければコイツは必ず
海さ。
と答えるにきまっている(しみじみ)
てめーが海を見てるのはわかっとるわっ!(怒)踏みーっ!
お嬢さんがわざわざ「何を見ているの」と聞くのは、何を見ているのかを知りたいからではない。島村は海を見ている。そんなことは聞かなくてもわかる。
なんてことは、島村だってわかるはずなのだから、フツーなら島村は考えるべきなのだ。
彼女は、本当は僕に何を聞きたいのだろう?
とかとか。
が、島村は考えない(倒)。
だから平然と「海さ」と答えるのだコイツわ(しみじみじみ)恥ずかしくないかてめ>島村
もっとも、聞きたいことがあるなら、お嬢さんだってちゃんと聞けばいいのだ。
それをちゃんと聞かないのが、お嬢さんの優しいトコロ♪そうなのか?(悩)
ところが、超銀のお嬢さんは、その点、かなりしっかりしている。
ちゃんとはじめから核心に迫る。
ジョー、また考え事ね。
何を考えているの?
これで、島村は、今「考え事」をしているその内容についてお嬢さんに説明しなければならなくなった!
が、だから島村がちゃんと答えるかというと、そうとは限らない。
コイツは、「何を考えているの?」と聞かれたところで、「ウン」とだけ答えて平然としていられるヤツだからだ。
が、超銀の島村は、なんと、何を考えていたのか答えるのだった!(踊)
これだけでもなんかスゴイことだと思う(しみじみ)
更に、それだけではない。
島村は、答える気まんまんなのだ!
こんなコトを言うのだから。
フランソワーズ、わからないかい?
こう問い返し、島村は、この話題をお嬢さんと共有しようという意志を見せる。
しかし、どこか甘えるようなこの問いかけに、お嬢さんは少しズレたことを返す。
自分の能力では、他人の思考を読むことはできない、とか言うのだった。
要するに、島村のアプローチが、
君は僕のことをわかるんじゃない?
というニュアンスだったのに対し、お嬢さんは、
アナタは他人なんですけど
というスタンスで返すのだ(わくわく)
そして、こう続ける!
あなたの心の中まで読み取れやしないわ。
絶妙です!
絶妙じゃないですかお嬢さん!(涙)
このセリフをもって、お嬢さんは「今は他人だけど、ホントはもっと近づきたいと思っているのよ」と、ごくさりげなく、なんだかどーでもいいよーな独り言めいた雰囲気で、それでもしっかり意思表示したのだ!
島村がソレに気付いたのかどうかは微妙だけど、こういう布石をしっかり打っておくトコロが、超銀お嬢さんのソツのなさだと思う(しみじみ)
もちろん、島村はあらかじめ、ここで「考え事」の内容をお嬢さんに話さなければならない、と決めていたものと思われる。
というのは、島村は、お嬢さんに「ここに残れ」と言おう(かどうしようか)と考えていたのだから。
その意志をとにかく、どうにかして伝えなければいけないのだった。
しかし、その意志を伝える、ということはつまり、「個人として、僕はきみを愛している」ということを伝えるということにもなる。
それ以外に、009が003の同行を止める理由がちょっと思い当たらないからだ。
だから、島村は微妙に言いよどむ。
そして、「わからないかい?」と探りを入れる。
それに対し、お嬢さんは「わかるわけねーだろ、てめーは他人なんだよ」と、その探りをびしっとはねのけた上で、「言いたいことがあるなら言いやがれ、なんでも聞いてやるぞコラ」と迫るのだった!(わくわくわく)えー(汗)
ここでちょっと思い返してみると、「009」において、本来、島村にはお嬢さんを危険にさらしたくないから戦場に連れて行けないなんて発想はまずないようなのだった。足手まといだから連れて行かないと思うことはあるようですが(怒)踏みっ!
ヨミのときだって、島村はお嬢さんをちゃんと迎えに行っている。
行くのはイヤだと断られてしまったから、諦めただけだ。
戦場を駆ける君よりも舞台で踊っている君の方がずっと好き
は、たしかに超銀のセリフと酷似しているけれど、島村はただ「そういえば、僕もこっちの方が好きだもんなあ」と思い出しただけで、「君はこうあるべきだ・僕はこういう君が好きだ」とまで言っているわけではない。
そして、遺憾ではあるけれど、やっぱり島村はお嬢さんを恋の対象としてハッキリ意識しているのかどうかわからんなあ、という疑惑もこういうところからわいたりする。
それが、超銀ではかなりしっかりと覆されたのだった!
とはいえ、いくら超銀島村でも、そう簡単に口を割りはしない。
彼はまず「みんな」「僕達」と語っていく。
考えていたのはみんなのこと。(特に君のこと)
僕達は死ぬことになるかもしれない。
お嬢さんは全然動じない。
当たり前なのだった。
003は「みんな」「僕達」の一員なのだ。
003を連れて行かないのなら、他のメンバーだって連れては行けない。
それはそれでいいかも。
そうだ1人でいってこい島村(しみじみ)
なんて私は思ったりするのだが(やめれ)実際そんなことにはならない。
島村は追い詰められていく。
お嬢さんはあくまで平静だ。
死ぬことになるかもしれない、と言われても
覚悟しているわ。
以上終わり。
そりゃそうだろう(しみじみ)
ここに至り、島村はとうとう「君には来てほしくない・君を誰よりも大切に思っているから」と白状し、お嬢さんに殴られるのだった!(うっとり)
ここまで、言いよどむ島村の気持ちを、お嬢さんは全然くんであげようとしていない。
ちょうど、新ゼロのセーヌ河岸で
私たち、どう見えるかしら?
と島村に問いかけた、アレのリベンジになっているような気さえするのだった!(踊)
ってか「恋人同士に見えるかってこと?」とはとりあえず答えたのだから、あのときの島村の方が、まだここの超銀お嬢さんよりは親切だったかも(悩)
しかも、お嬢さんは更に容赦がない。
ようやく「君を誰よりも大切に思っている」と告白した島村を「いくじなし!」と殴るのだ!
え???
と島村は思ったかも。
実際には殴られていないとしても、それと同じ衝撃を受けたわけで。
何がいくじなしなのか、は前章で見たとおりだが、いくじなし、とびしゃっと返された瞬間、島村は、咄嗟に相手がお嬢さんではなく例えばジェったんやアルベルトさまに見えたりしたかもしれない。
お嬢さんはココまで、見事に「私は仲間!」モードを貫いているのだから(しみじみ)
わー。
いや、それは慌てるだろう島村(涙)
だって、一念発起して、積年の(なのか?)恋情をやっとの思いで打ち明けてみたら、相手は男だった!?みたいな感じじゃないかソレって(しみじみ)そうなのか?(汗)
で、慌てたあまり、島村はたたみかけるようにぽえまーになったのかもしれない(悩)
が、だったら、それはそれで見事な男だと言えるのだった(しみじみ)
ココはどーにかしなければならない!というそのときを逃がさず、普段ならぜーったいにやらないよーなことを躊躇なくする!
島村はそーゆーヤツかもしれないのだった。
そして、それを受けるお嬢さんも見事としか言いようがない。
島村のもう二度と言わないだろう一生一度の世迷い言そこまで言うか(涙)をすかさずとらえ、
私はみんなと一緒にいたい…いいえ、私はいつも、ジョー、あなたと一緒にいたい!
と叫ぶのだった。
すげー。(しみじみじみ)
私は仲間よ!を頑なに貫き、島村を追い込んでおいてから、「置いていくな」の意味を瞬時にしてすり替えつつ、背中にすがりつく…!
いやー。
いずれ劣らぬ勝負師なのだった!そうなのか?(汗)
ただ、コイツらに、そもそもそんな勝負をする必要があったのか?と考えると、どーなんだろうなーという気はする(悩)
真の勝負師なら、無駄な勝負はしないはず(更悩)
とはいえ、ゼロゼロナンバーサイボーグという存在自体が、かなり壮大な無駄である可能性があることを思えば、これはこれで正しいのかもしれないのだった(しみじみじみ)だからそうなのか???(涙)
微妙に寄り道♪
〜宇宙にいるのは〜
年明け早々、ぼーっと超銀関係の本の表紙などを眺めていたのだった(しみじみ)中身まで見る気合いはありません(しみじみじみ)
たいていの表紙には、星雲の中に紛れた島村の顔とタマラさまの立ち姿が描かれている。
1981年だなあ…と思うのだった。
思えばあの頃。
宇宙の果てには、神秘の美女がいるものだった。
彼女たちはたいていが重い宿命を背負い、窮地に立たされていて、それでも気高さを失わない薄幸の美女だった。
だから、タマラさまが黒目で紫なのも、まったくもって無理のない話なのだった。
そして、彼女たちは、そういう苦しい中にあるにもかかわらず、か弱い未開の星・地球を慈愛の心で包み、助けの手を差し伸べてくださったのだ!
自らの危険を省みず…ってか、時にその命を犠牲にして(しみじみ)
だから、タマラさまも(以下略)
009たちを宇宙にやったのは、かなりミスマッチだった・迷惑な設定だった…という話は、超銀が語られるときによく出てくる。
私もそうだと思う。
ってことは、宇宙の側にしても009たちなんかに来られてしまうのはかなり迷惑だったにちがいない(涙)
やっぱり思うのだ。
ファンタリオン星に降りてきたのが、イシュメールじゃなくて某宇宙戦艦だったら、もーちょっとどーにかなったのではないかなーとか。
もっとハッキリ言うなら、降りたのが島村じゃなくて、アルベルトさまだったら、それだけで、かなりどーにかなったのではないかなーと思うのだった。ってことでアルタマなんてどうでしょう?(どきどき)誰に聞いているんだ誰に(汗)
で、ついでに思うのは。
実のところ、80年代に入ると、宇宙事情はまた微妙に変わってくる。
超銀に多大な影響を与えた(はずの)某宇宙戦艦だって、前人未踏の地を驀進し続けたのだった(しみじみ)
そう考えると、すごーく惜しい!と思う。
たとえば、1980年夏に公開された、某宇宙戦艦映画が、もーちょっと早く存在していて、もーちょっと大々的にヒットしていればなーとか。それかなり難しいだろ(汗)
そうしたら、同じように、地球に残るの残らないの、ともめるのだとしても、お嬢さんがイシュメールに乗り損なって置き去りにされて、その後、野沢那智さんと悲喜こもごもの愛憎劇を繰り広げてくださる、なんて展開もあり得たかもしれないのに!!!!無茶言うな(涙)
もうちょっと待ってくれればよかったのだ超銀。
そうしたら、宇宙の果てにいるのは薄幸の美女だけではなく、悲劇の義将だったかもしれないではないか!(しみじみ)
で、その場合やっぱり肌色は青なんだろーなー(しみじみじみ)いいから(涙)
…閑話休題なのだった!ホントにまだ続けるのか?009年らしいぞ今年は(汗)
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