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3至上主義と超銀4
 
なんとなく第6話
紫の罠
 
えーと。(汗)
 
私はけっしてけっしてジョーら部ではないのだけど!その話はもういい(しみじみ)
でも、さすがにだんだん島村が気の毒になってきたような気がするのだった。
 
そこで、ためしに島村視点でファンタリオン星を眺めてみようと思うのだった。
 
まず、タマラさま救出まではどーってことない。
演説シーンも、これまたどーってことない。
 
救出後、タマラさまはもっぱら島村にのみ話しかけていて、他メンバーを黙殺(倒)しているかのように振る舞うのだけど、そんなに長い時間ではないし、なんといってもテレパスのタマラさま、島村が団体責任者(しみじみ)であることに気づいての行動だととることもできる。
現に、島村はそーゆー応答をしている。
だから、彼の一人称はあくまで「僕たち」なのだった。
 
神殿ツーショットだって、島村はタマラさまに団体責任者としてその言い方なんなんだ(汗)お別れの前のお礼を言いに訪れただけのことだ。
そーゆーことしか言っていない。
 
…がっ!
タマラさまがなんだかおかしいのだった!
 
あなたはまた、この星を飛び立ってしまうのですね…
 
当たり前じゃないか(悩)
 
団体責任者島村は思う。
そういう表情のような気がする。
 
ところが、タマラさまは続ける。
 
009、この星に残ってください!
 
へっ?!
 
団体責任者島村はタマラさまが何を言っているのかいまいちわからない…けど、続くタマラさまの言葉から、
 
あ、そーか。
彼女は一人で星を支えるのが心細いんだなー。
 
と思うのだった。
これは、団体責任者としてごく自然な共感だと思う。
島村だって、一応仮にもリーダーをやってるわけだから、島村なりに心細いときもあるだろう。たぶん(疑)
 
さて。
 
団体責任者として、自分よりももっともっと重かろう責任を背負ったタマラさまの姿に、島村は共感する。
その隙に、タマラさまはたたみかけるのだ!
 
あなたに、ファンタリオン星の新しい王になってほしい!
 
えーーーーー。(汗)
 
いや、ちょっと待ってください女王さま。
いきなりそんなコト言われても。
 
なんかおかしい…かも?
 
島村が、仮に何かに気づいたとしたら、せいぜいこの辺からだと思う。
ってかまだ気づいていないかも。島村だから。
 
いや、そんな簡単なコトじゃないでしょう。
ね?考えてみてください。
そりゃ、星の統率なんて、大変な仕事でしょう、お察ししますけどー。
でも、僕に王ってね、それは無理。
だったら女王さまだって、ためしにサイボーグのリーダーやってみます?
…無理ですよね?
 
タマラさまにサイボーグのリーダーはやっぱり無理だよなあ……(しみじみ)でもそう思ってると、実は無理じゃなかったりする二次創作作品もあったりするのが超銀のスゴイところ!(うっとり)
 
私は、たぶん、この時点では、島村はこの程度なんじゃないかと思っている。
というのは、そうでなければ、タマラさまのあの衝撃発言必要がそもそもなかっただろうと思うからだ。
つまり……
 
子孫。(倒)
 
タマラさまはテレパス。
おそらく、島村がなーーーんにも察していない、ということに気づいたのだろう。
だから、敢えて!
敢えて言ったのだ!!!!!
 
いや、だって。
求愛の言葉として「あなたと私の子孫」を持ってくるのはちょっとどうかと思うわけで。
むしろコレを言われたら、百年の恋も冷めちゃう場合だってあるかもしれないし。
 
でも、タマラさまはテレパス。
ちゃーんと、わかっていらしたのだと思う。
 
島村に恋情など全っ然ないっ!!!!!
ってか、このままほっといたら、この男はどんなに言葉を弄しようと、なーーんにも気づかないまま出発してしまうに違いないっ!!!!!
 
だからっ!
敢えてっ!
敢えて、タマラさまはおっしゃったのだ!
 
どんなばかでもわかるよーに(倒)そこまで言わなくても(汗)
 
もし、それで島村がアメリカザリガニのよーに引いていったとしても。
それでも、とにかく伝えるのが先なのだ。
そーでないと始まらないのだ。
飛んでいかれちゃったら取り返しがつかない。
 
大体、ゾアのところに行って生きて帰ってくるはずが<待って(涙)
 
…………。
 
そういうわけで。
私は、島村がタマラさまに心を惹かれた、とは思わないのだった。
むしろ、恋情のレベルでは全然(涙)関心がない状態に限りなく近かったのだ。
それを裏付けるのが、「子孫」発言だと思うのだった。
 
さて。
 
さすがに島村にも、タマラさまが何を言いたいのかわかったはずだ。
#だってどんなばかでもわかるよーに<やめれってば(しみじみ)
 
はあっ????
 
と混乱しているうちに、タマラさまに抱きつかれてしまった!
 
ここで!
ここで、もし平ゼロ島村だったら!
 
 
わーーーーっ!!!!!(汗)
 
 
と、タマラさまを突き飛ばしたんじゃないかと思う。間違いありません(嘆)
そして、きっと、怒濤のように視聴者の皆さんからお叱りを受けたに違いないのだった。
 
 
てめーはやっぱり島村じゃねえっ!!!!にせものだ!(踊)
 
 
…という気が、すごくする。
だから。
 
だから、私は、島村がタマラさまを抱き寄せたのは、彼がタマラさまに心を惹かれたからではなく、ただ単に彼が
 
島村だったから(嘆)
 
だと思うのだった(しみじみじみ)
 
ちなみに。
もし、この場面にお嬢さんが突入してこなかったら突入って(汗)どうなっていたんだろう…と考えると。
実は、その方が単純にコトがすんでいたのではないかと思う。
 
島村は島村なので、とりあえずタマラさまを邪険には扱わない。
でも、それはそれとして、タマラさまのお願いに返事をしなければいけない。
どーするか?
 
ここで、団体責任者島村が考えたのは、おそらくお嬢さんのことより、001とコルビン博士…っつーかサバのことだったのではないだろうかと思う。
それが自然…ではないだろうか。
 
イキナリ異星人の王女さまに迫られちゃって、たしかに力を貸してあげたいような気の毒な状況にいる王女さまだったりするのだけど……
でも、そもそも、島村は、サバに「お父さんを助け出す」と笑顔で約束しちゃってるのだ!
 
ヒーローたるもの、女性に優しくなければいけないのは言うまでもないが、お子様に対して粗相があっては絶対にならない。
特に80年代始めの東映アニメで、お正月映画となれば、お子様は神様なのだ!
 
タマラさまの本当のライバルはお嬢さんではない。
サバだ。
私はそう思う。
 
だから、島村は、お嬢さんが来なければ、きっとタマラさまの気の済むまで優しくしてやってから、要するに同じ返事をしたにちがいないのだ。
君に協力したい気持ちは十分にあるけれど、僕には使命がある。ごめんなさい。
…と。
 
で。
ここまでの島村の一連の動きに、団体責任者として何か問題があったか?というと…ない。
実は、ない、と遺憾ながら(え)私は思う。
 
問題があるとすれば、タマラさまをふりはらわなかったことと、結構気持ちよさそーな顔してやがったコトぐらいだと思うけれど、仮にそうしなければしなかったで、平ゼロのようにやめれって(涙)非難されてしまうのが島村という男の宿命なのだろうから、仕方ないのだった(しみじみ)
 
にも関わらず、なぜこのエピソードが大問題になりがちなのか、というと。
それは、この場面にお嬢さんが突入だからやめれってその言い方(涙)してしまったからなのだった!
 
お嬢さんが登場した瞬間、島村の立場は一転して、ものすごく危うくなる。
なぜなら、
 
コイツ、もしお嬢さんがここに来なかったらどーしやがったんだ?(疑)
 
という疑惑が生じてしまうからだ。
実にやっかいな疑惑だ。
 
たぶん、島村はお嬢さんが来なくても、同じ返事をタマラさまに返したはずだと、私は思う。
そして、そうしていれば何も微妙な問題など起きはしなかったのだ。
しかし、お嬢さんが来てしまった以上、それを証明することはできない。
絶望的にできないのだった(しみじみ)
 
いやー。
不運だったな島村!(笑)<笑うな!
 
そう考えると、実は、問題はなぜお嬢さんがここに来たのか、ということなのだ。
で、コレがさっぱりわからない。
 
お嬢さんは「ジョー!」とずいぶん遠くから大きな声で呼びながら、なんかえらい嬉しそうに駆け寄ってくる。
…でも。
 
何しにきたんだ、お嬢さん?(悩)
 
しかも、002と004もついてきているのだ。
 
…………。???
 
この状況を作りだし、合理的に説明するために、各ノベライズはそれぞれ微妙に工夫を凝らしている。
お嬢さんがタマラさまの存在を気にしていたのだ…という説は、前に触れたジェったんのセリフと、ここを主な根拠として出てくる。
 
が、それにしては、映画のお嬢さんは結構あっけらかんと嬉しそうに駆け寄ってくるのだった(しみじみ)
 
えーと。
実は、この問題については、「わからない」としか言いようがないなあ…と思う。
そして、それなら、それこそが答である、と言えるのかもしれない。
 
つまり。
お嬢さんは、別に用事なんかなかったのだ。
なーんにもなかった。
 
でも、お嬢さんは来た。
来たことによって、島村の立場は絶望的に危うくなった。
…ってことは。
 
お嬢さんは島村を陥れるために走ってきた!
 
ということではないだろうか(しみじみ)
 
…………。
 
も、もちろん、お嬢さんがソレを企んだのではない。
むしろ不条理な行動においてはその不条理性にこそ意味があるのだ、と考えるべきで…
だから、それが要するにファンタリオン星という場所の魔力だったということではないだろうか(しみじみ)えー(汗)
 
…………。
 
とにかく、島村は気の毒なのだった。
おそらく彼は団体責任者として当然の言動を続けていただけなのに…
気づいたときには、にはまっていた(笑)
 
お嬢さんが登場した後は、もう、場面は三角関係の渦中となってしまったのだ。
島村には、なすすべがなかった。
 
恐るべし、ファンタリオン星!(踊)
 
 
 
なんとなく第7話
親しき仲にも礼儀あり
 
 
とにかく。
島村はお嬢さんの呼び声を聞く。
 
あっ!
こんなことしてる場合じゃなかった!
 
…って感じか?こんなことって(涙)
 
ここで、島村が
 
ヤバイ!
フランソワーズに誤解されちゃうかも!
 
と思ったかというと、多分思っていない(しみじみ)
ファンタリオン星の罠によって、そう思っていたように見えてしまうことは否めないが、団体責任者島村がタマラさまをぱっと離したのは、実のところ、
 
003に大声で呼ばれたから(涙)
 
…だったんだろうと思う。
おしとやかなお嬢さんは、たぶん普段は島村をむやみに大声で呼んだりしない。
ってことは。
 
何かあったのか?!
 
と島村は思ったにちがいない。
 
もしかしたら、
 
いやー。助かった♪
 
と思ったのもしれないけど(しみじみ)
 
お嬢さんは笑顔で駆け寄ってくる。
その表情で、あ、別に何かあったってわけないのかなーと島村は思っただろう。
が、お嬢さんはふと足を止め、表情を曇らせる。
 
アレ?
 
と後ろを向くと、タマラさま。
 
あー。
 
と団体責任者島村は思う。
 
そっか、フランソワーズは彼女が誰だか知らないんだよなー。
女王さまに粗相があってはマズイ!
 
だから、速攻で必要な情報を彼女に与えるのだった。
この星の王女、タマラだ…と。
 
ここでついでに
 
彼女、僕に王になって欲しいと思っているみたいでー。
子孫を作らないかって言われちゃったんだよ!
 
なんてことを言ってもしょーがないから、島村は何も言わない。
そもそも、せっかくゴマかせそうなんだから、話を蒸し返す必要もない!(しみじみ)
 
お嬢さんは会釈。
タマラさまも会釈。
 
注目しておきたいのは、ココで島村が大変なミスを犯しているということだ。まー島村だからしかたないのかもしれないのだけど(しみじみ)
 
言うまでもないが、人を紹介するときには順序というものがある。
大原則は、
 
目下(または身内)を先に紹介する。
 
というもの。
この場合、どー考えても、島村にとってはタマラさまが目上で、お嬢さんが身内だ。
なのに、島村はタマラさまを先にお嬢さんに紹介してしまい、お嬢さんのことはタマラさまに紹介さえしないのだ。
 
なんて失礼な団体責任者(怒)
 
よーするに、だから島村なんだよー。
所詮不良だしー。
マトモに社会人やったことないんじゃない?
 
ってことでいいのかもしれない(悩)
でもなあ…(しみじみ)
 
やっぱり、コレもまた、ファンタリオンの罠なのではないか、と思うのだった。
島村は、このとき既に、好むと好まざるとに関わらず、少女マンガ空間に放り込まれてしまっているのだ。
 
だから、イキナリ島村は、男1女2の三角関係の中にある男として振る舞い始める(汗)
そう考えれば、この失礼な紹介の在り方にも、一応説明がつく。
 
島村は、お嬢さんを恋の相手として選ぶつもりでいる。
でも、タマラさまも傷つけたくないなーと思っている。
ホントのところ、島村がそんなややこしいことを考えることのできるアタマのある男とはちょっと思えないのだが(え)、とにかくもぉ、そういうモードに入っちゃっているのだ(しみじみ)
 
とすると、島村はお嬢さんをタマラさまに紹介することは「できない」のかもしれない。
使える言葉がない。
 
うっかり「仲間の003」なんて言っちゃったら、そうかお嬢さんは仲間であって恋人じゃないのね!と、タマラさま&お嬢さんに意思表示することになる。
それはマズイ。
 
だからといって、結婚もしていないのに「家内のフランソワーズ」というわけにもいかない。私が踏む!
比較的正確なのは、
 
タマラ…僕の恋人、フランソワーズだ。
 
だけど、いくらなんでも、これはフザけた紹介だ。
 
んなこと聞いてねーよ(怒)ってことになるだろう。
 
一方で、タマラさまはすごく紹介しやすいのだ。
この星の王女、と言えばいいのだから。
それ以上でもそれ以下でもないではないか。
 
そのあとすぐ、島村はタマラ様にさっきのお願いについて「お断り」するのだが、こう考えると、この紹介の時点で既に彼の立場ははっきりしているのだった。
もちろん、ファンタリオン星のフィルター越しに見たときの話なのだけど。
 
島村の「お断り」も、なぜココで言うの?っていうのが疑問といえば疑問だ。
身も蓋もないことを言ってしまえば、尺が足りなくなるから…なのだろうけど。
ここで一気にやっておかないと、返事をする時間がなくなってしまう(倒)
 
ただ、ファンタリオン星のフィルター越しに見ると。
島村のセリフは、なかなか周到なものなのかもしれないのだった。
 
島村は、まず「タマラ。君の言うとおり…」という。
これで、お嬢さんに「このひとたち、何していたのかしら?」という疑惑にさりげなく答える。
 
島村は、今までタマラさまと「仕事の話」をしていたのだ。
それは、島村がこの星に残って復興の手伝いをしてもらえるかどうか、という話。
 
本当だけど、微妙に本当ではない。
実際にはタマラさまは「子孫」を求めていたし、二人は抱き合いもした。
が、そこを「省略」して語る島村。
 
実に島村らしからぬ巧妙さなのだった。
もちろん、ファンタリオンモードの島村はいつもの島村ではない。たぶん。
 
この星に留まって、復興に協力したい気持ち
 
というのも、スゴイ言い方だ。
完全にタマラさまの恋情を無視し、わざとらしいぐらいばっさり切り捨てている。
 
でも、やはり慣れないことをするものではないのかもしれないのだった。
周到すぎるがゆえに、疑惑は深まる、みたいなことになってしまったような気もする。
 
だって。
星を建て直そうとしている王族タマラさまが、突然やってきた団体責任者島村に「この星に留まって復興に協力してください」とマトモにお願いするなんて、ちょっと無理のある話なんじゃないかなーと思うのだ。
しかも、それに対する団体責任者島村のお断り文句は、あまりに常識的すぎるわけで。
 
僕たちにはゾアと戦う使命がある…って言っても。
そんなこと言わなくてもタマラさまわかってるだろうーテレパスだし!
いや、テレパスじゃなくたって、想像はできるはず。
コイツらがわざわざ母星を離れて宇宙を旅しているのは、何か大変な目的があるからに決まってるのだ!違う?(悩)
 
だから、島村の当たり前すぎる周到な答は、それゆえになんか怪しいのだ!
タマラさまのお願い…って、そんな話じゃなかったんじゃないの?
だって、そんな当たり前な話なら、わざわざ勿体つけてする必要なさそうだし。
なんかもっとこぉ…ややこしい感じのお願いだったんじゃないの?
 
もしかして、何か隠してるわけ?>島村(疑)
 
そう思われてしまってもしかたないと思う(しみじみ)
更についうっかり島村はタマラさまに「すまない」なんて謝っちゃってるのだ!(踊)
 
なぜ謝るんだ島村。
そんな非常識なお願いはお断りして当たり前。むちゃくちゃ言ってるのは向こうの方。
それともなんか謝らなくちゃいけないようなうしろぐらいことがあるのか島村。
 
あるわけだなてめこのやろう!(怒)
 
島村の言動は、かくも怪しい。
タマラさまとの話を「仕事の話」という感じで押し切ろうとしている様子が見え見えで、でもその割に紹介の仕方はあまりオフィシャルな感じではない…みたいな違和感。
 
火のないところに煙は立たなくても。
あると思って見れば、煙の立っていないところにも火は見えてしまうのかもしれない(しみじみ)<???
 
うーん(ちょっと混乱)
つまり、
 
だから、挨拶はきちんとしましょう!
 
…というのが教訓なのかな。どう思う島村(しみじみじみ)<いいから(涙)
更新日時:
2009.01.15 Thu.
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Last updated: 2015/11/23