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日常的009

温泉旅行3・上
 
大丈夫だろうか…と思わず隣を見ると、案の定、碧の目は大きく丸く見開かれたまま動かない。
 
「あの…さ。」
 
…イヤなら、やめておく?
 
心配そうな声に、フランソワーズはあ、とジョーを見上げ、首を振った。
 
「…いいところなんでしょう?」
「う、うん…たぶん。日本人には」
「あなたにも?」
「…うん…」
 
…たぶん。
 
ジョーは口ごもった。
旅行をした経験などほとんどない。
 
「いいとろこよね、フランス語のガイドブックにも出ていたもの…素朴な古きよき日本を満喫できる秘湯の宿…って」
 
…とはいうものの。
 
目の前の建物は、フランソワーズはもちろん、ジョーにとっても少々入るのをためらわせるような雰囲気を纏っていた。
古びた木造の…家、というよりはバンガローのような建物がずらっと並んでいる。
 
温泉宿にはよくある庭も何もない。
道も舗装されているわけでなく。
奥の方に見える、ぐるっと板塀で囲まれた小屋のような場所が、たぶん露天風呂…浴場なのだろうと思ったが、さすがにそれを彼女に言う勇気はなかった。
 
「とにかく…入ろうか」
 
意を決して、ジョーは荷物を持ち上げ、フロントとおぼしき入口へ向かった。
 
 
 
なんだか危なっかしい段々を登り、バンガロー風の建物に入ると、そこはがらんとした畳敷きの一間だった。
間仕切りもなにもない。隅の方にいろりが切ってある。
 
畳は新しく、部屋も清潔だったが…電気が引かれていない。
たぶん、夜になったらランプをともすのだ。
そんなことがガイドブックに書いてあったような気がした。
 
「ここに…布団をしいて寝るのかしら?」
「…うん。そうだと思う」
「洗面所は、共同…みたいね」
「…うん」
 
広いから、あっちの隅に彼女の布団を持っていって、自分の布団は入口近くにもってこよう…とジョーはひそかに思った。
戸も窓も一応鍵はかかるようになっているけど、どちらも木製で、心許ない。
 
「なんにもないのねえ…素敵!」
「…え?」
 
振り向くと、フランソワーズはにこにこしながら部屋をぐるっと見まわしていた。
 
「ねえ、ジョー…お風呂に行くんでしょう?どこにあるの?どうやって入るの?」
「…え、ええと…」
「汗かいちゃったから、スッキリしたいわ…」
「あの…さ、フランソワーズ?」
「なあに…?」
「ホントに大丈夫?…露天風呂…って、外にあるんだよ」
「…ええ、本で読んだわ」
「いろんな人がいるし…」
「男の人はいないでしょう?」
「そ、それは…もちろん」
「だったら大丈夫よ」
「それに…」
「なあに…?」
 
ジョーは不安そうにフランソワーズを眺めた。
 
「きみが思ってるようなお風呂じゃ…ないかもしれない…よ?」
「だったらいいな…ふふっ、わくわくするわ…」
 
部屋の隅においてあったタオルを手に取り、フランソワーズは首を傾げた。
 
「ねえ、ジョー…タオルをお風呂に入れたらイケナイのよね?」
「…イケナイ…っていうか…その」
「でも、お湯に入るまで、こうやってるのはいいのかしら…?」
 
いきなり、フランソワーズが立上がり、白いタオルを体の前に垂らした。
思わずぱっと目をそらした。
 
「…おかしい…?」
「おかしく…ない…たぶん…僕はわからないけど」
「…わからない…って?」
「女の子のお風呂に入ったことなんて、ないし」
 
フランソワーズは一瞬きょとんとしてから、楽しそうにくすくす笑った。
 
 
 
その宿を予約したのは張々湖だった。
名湯で知られている、たいへんに人気の高い宿で、なかなか予約などとれるものではない…のだという。
どうやらグレートとでも行くつもりだったらしいが、予約した日に断れない宴会が店に入ってしまった…ということで。
 
キャンセルするのが悔しい、と言う張々湖に、フランソワーズが「行ってみたいな…」ともらし。
でも山奥の宿だというし、女の子ひとりで…まして、日本にもこの時代にも慣れているとは言い難い彼女ひとりでやるのはどうか。
…みたいなことを話し合っているうちに、いつの間にか、運転手兼護衛としてジョーが彼女のお供をすればいいじゃないか、ということに、決まったのだという。
 
…決まったと言われても。
 
話を聞いたジョーは困惑しまくったが、じゃ、代わりに誰を…?ということになると答が出せず。
第一、パンフレットを眺めて目を輝かせているフランソワーズに諦めろ、などと言えるはずもなく。
 
 
それにしても、とジョーは小屋のような脱衣場におっかなびっくり入りながら息をついた。
 
秘湯…って、確かにそれもいいけど。
もっと初心者向けの所だとよかったのになあ…
 
脱衣場は狭かった。
古ぼけた木の棚に、壊れかけて色あせたプラスチックの脱衣籠が無造作に置いてある。
 
「…ジョー?」
 
すぐ近くからフランソワーズの声が聞こえ、ジョーはどきん、と顔を上げた。
 
「…どう…した?」
 
薄い板一枚向こうが女性用の脱衣場なわけで。
あまりにもよく聞こえる彼女の声が、その板の薄さを物語っている。
 
「ここで、脱いでいいの?」
「うん…カゴがあるよね?そこに…服を入れて」
「…全部、脱ぐの?」
「…うん」
 
しばらく沈黙があった。
 
「全部…脱がなくちゃダメなのよね」
「…うん…」
 
ごめん、と言いそうになったのを慌てて呑み込んだ。
 
「…心細い?やめておく?」
 
そっと聞くと、ややあって、決然とした声がした。
 
「ううん。大丈夫。ありがとう、ジョー」
 
…大丈夫…なんだろうか。
 
ジョーは何となく耳を澄ませた。
微かな衣擦れの音が続いている。
 
聞いていてはイケナイような気もするのだが、心配が先に立ってしまう。
 
やがて。
音がやんだ。
 
「ねえ、ジョー?」
「…え…っ?!」
 
息を詰めていたジョーは、頓狂な声をあげそうになった。
懸命に深呼吸する。
 
「…あの」
「なんだい…大丈夫?」
「大丈夫…全部脱いだんだけど…」
 
そ…そうか。
脱いだんだ。
 
「…下駄は履いていくの?」
 
ええっ?!
 
なんだかその場に座り込みそうになってしまう自分を励ましつつ、ジョーは一生懸命平静を装った。
 
「履かなくて…いや、履いたらダメだよ…裸足で歩くの、気持ち悪い?」
「いいえ…ありがとう…わかったわ、ジョー……行くわね」
 
がら、と戸を開ける音がした。
 
「…ジョー?」
「え?!」
「あの、このままお湯に入っていいのかしら…?」
「ええと…!」
 
急いで、浴場に飛び込もうとした瞬間、がらりと戸が開き、出ようとしている中年男と鉢合わせになってしまった。
怪訝そうな視線を浴び、ジョーは我に返った。
 
…まだ服を脱いでいなかった。
 
 
 
中の浴室はかなり狭かったし、湯舟も小さかった。
ココの持ち味は大露天風呂にあるから無理もないけれど…
 
男湯には誰もいない。
耳を澄ましていると、女湯からも話し声はしない。
ときおり聞こえる水音は、フランソワーズが立てている…のだろう。たぶん。
 
不意に大きな水音がした。
ややあって、桶が盛大に転がるような音がして、ジョーは思わず飛び上がった。
 
「フランソワーズ?!どうした?」
「…だい…じょうぶ…ちょっと」
「転んだの?」
「え…ええ…浴槽から出ようとしたら、滑っちゃった…やぁねえ…」
「どこか打った?」
「いいえ…よかった、誰にも見られなくて」
 
もう、でようか…?と言おうとしたとき。
明るい声が聞こえた。
 
「やっぱり、外に行ってみるわ」
「え…?外って…お風呂?」
「ええ…あのドアから出るんでしょう?」
 
ジョーはぼんやり露天風呂への出口を眺めた。
そこには「混浴」と銘打ってある…が。
 
たしか、女湯からはまず女性専用の露天風呂に出て…それから、仕切りの隅っこのドアをあけて、こっちに来られるようになっているはず。
さっきフロントでそう説明された。
 
もちろん、フランソワーズは女性専用ゾーンにとどまるだろう。
もちろんだ。
 
「今、誰もいないみたいなの」
「…そう、なんだ」
「思い切って行ってみるわね…そっちも…誰もいない?」
「うん」
 
そう、とうなずく気配がして、やがてキイ、とドアのきしむ音がした。
ジョーは我に返った。
 
まさか…まさか、って思うけど…
まさか、フランソワーズ…こっちにくるつもりなのか?
 
わざわざこっちに誰もいないかどうか聞いたってことは…
…でも、まさか。
 
あらためて馬鹿馬鹿しく広い露天風呂の様子を窓からうかがってみると…
隅っこに、2人、男客がいた。
 
「…フランソワーズっ!」
 
ジョーは叫ぶなり湯舟を飛び出し、はね飛ばすようにドアを開けた。
次の瞬間、濡れた床に足をとられ、バランスを崩し…
 
…倒れはしなかった。
戦闘で養ったカンのおかげだったかもしれない。
が、勢い余って、半ば落ちるように風呂に飛び込む羽目になった。
 
盛大な水音と波。
隅の方にいた男性客がこちらを見て眉をひそめている。
 
ジョーは大きくため息をついて、湯舟に座り込んだ。
 
 
 
ほぼ同時に二人は脱衣場から出た。
フランソワーズは薄いピンクのスウェットに着替え、濡れた髪を肩にかけたタオルの上に垂らしていた。
 
「気持ちよかった…!お湯が真っ白なのね…それに、あんなに大きいお風呂だなんて思わなかったわ…」
「ずっと、ひとりだった?」
「ええ…なんだか嬉しくて、歩き回っちゃった…端から端まで」
 
…それはわかっている。
 
とにかく気がかりで、ジョーはずっと隣の水音に耳を傾けっぱなしだったのだ。
ときどきぱしゃぱしゃっ、という音がするのは、飛んできた虫をよけているのか、それとも遊んでいるのか。
 
入ってくるはずはないと思いながらも、仕切りについたドアの近くにジョーはとどまった。
彼女の気配がゆっくり近づくたびに緊張し、静かに離れるたびに安堵して。
 
そうか、嬉しくて歩き回っていたのか…
 
ため息をつきかけたとき、フランソワーズが小さくくしゃみをした。
 
「あ…寒い?あっちの洗面所ならドライヤーが使えると思うよ」
「ううん…いいの。なんだか、乾かすのがもったいないみたいだから」
 
…よくわからない。
 
 
部屋に戻ると、囲炉裏に火が入っていた。
 
「あったかい…それに、きれいね…」
「きれい…?」
「火よ…真っ赤で…こんなに小さくて。きれいだわ」
 
フランソワーズはそっと炭火の上に両手をかざし、熱い、とつぶやきながら笑った。
ジョーもつられるように、火に見入っていた。
 
気がつくと、ずいぶん薄暗くなっている。
立上がって、ぎこちなくランプを手に取ったジョーに、フランソワーズはまた笑った。
 
「貸して…ジョー」
 
マッチを擦り、手際よくランプをともすフランソワーズを、ジョーはあっけにとられたように眺めていた。
その視線に気づき、フランソワーズは苦笑した。
 
「やぁね…ウチにも電灯ぐらいあったわよ…いくら昔でも」
「…え?」
「でも、子供のころ、こういうランプを使ったこともあったわ…母が、好きだったの」
 
…おかあさんが。
 
ランプを持つ白い手を、ジョーはぼんやり見つめた。
彼女の母親というひとを思い浮かべようとしても、うまくいかない。
ただ、そのひとの手もきっとこんなふうだったのだろうと、ふと思った。
 
フランソワーズが天井から下がっている金具にランプをつり下げたとき、戸を叩く音がした。
夕食の合図だった。
 
 
 
夕食は、鍋と、串に刺して囲炉裏で炙る川魚や田楽。
やがて、ぐつぐつと音を立て始めた鍋の蓋を、ジョーがそうっと開けると、白い湯気が立ち上った。
 
「まあ…おいしそう…素敵ねえ…」
「お椀、かして…鍋に触ると熱いから」
「…ええ…ありがとう」
 
素直に碗をさしだしながら、フランソワーズは鍋を覗き込んだ。
 
「あ…欲しいもの、ある?」
「みんなおいしそうね…あ、そのお芋、食べてみたいわ…あと、キノコも」
「うん…これ?」
「ええ…それから…」
「このお団子、きっとおいしいよ」
「そう?…何でできてるの?」
「…ええと。なんだろう。粉と…ええと…」
 
考え込むジョーにフランソワーズはくすっと笑い、それ、とってちょうだい、と囁くように言った。
 
 
何度か返しながら炙った魚の串を手に取り、フランソワーズはもてあますように眺めていた。
 
「このまま囓ればいいよ…こんなふうに」
「…そうね…そうよね」
「おいしいよ」
 
ええ、とうなずき、串を両手で持って口元に運ぶフランソワーズを、ジョーはふと眺めた。
その視線に気づき、フランソワーズは首を傾げた。
 
「どうしたの、ジョー?」
「う…うん…なんだか、思い出したんだ…あのとき」
「…あのとき?」
「あの、島を逃げ出してすぐ…まだ僕が君たちのこと何もわからなかったころ…張々湖大人がゴハンを作ってくれただろう?」
「…まあ。もしかして、あの…コウモリ…?」
 
フランソワーズは苦笑した。
 
「こんなに素敵な夕ご飯のときに、あんなことを思い出すなんて、ジョーったら…!」
「…そ…それは…そうだけど…」
「でも…そうね、ほんとは味なんて覚えていないでしょう、ジョー?」
「え…?」
「…あなた、なんだかぼーっとしていて…無理ないわよね、目がさめたら…いきなりあんなことになって…」
 
…たしかに。
 
001の声で目覚めてから…わけもわからず、なりふりかまわず逃げ続け、破壊し続けた。
戦車をらくらくと貫く拳。
羽のように軽い体。
そして、加速装置。
 
「夢中…だったなあ…でも、きみ…きみたちがいたから」
「…私たちが?」
 
わけがわからなかったけど。
自分と同じ服を着て、笑う人達がいた。
いい人か悪い人か全然わからなかったけど。
 
くつくつという鍋が煮える音だけが部屋を満たす。
しばらくして、ジョーは不意に言った。
 
「お風呂、下からお湯が出てるところがあった」
「…え?」
 
首を傾げるフランソワーズに目を合わせることなく、ジョーはにこにこしながら食べ終えた串を灰にさした。
 
「下からね、湧いてるんだ…本に書いてあるとおりだった」
「熱くないの?」
「それほどじゃないよ…ちょっと面白かったな…そっちにはなかった?」
「ええ…」
「…そうか」
 
フランソワーズは微かに熱くなった頬を隠すようにうつむき、新しい串を取ろうとした。
 
まさか。
誘ってるわけないじゃない…わよね、彼に限って。
それに、もし彼と一緒にお風呂に入ったからって…それはそれだけのことだし。
日本の温泉って、そういうものなんだっていうし。
 
…もう!
だから、そもそも、どうして今のが誘いに聞こえるの?
どうかしてる…おかしいわよ、私…!
 
きゅっと唇を結んだとき。
手元が僅かに狂った。
 
「…あ!」
「あぶない!」
 
倒れかけた串を、ジョーの手がぱっと押さえた。
 
「…あ、ありがとう…」
 
フランソワーズは慌てて串を取り上げた。
微かに、指が触れ合った。
ほんの微か、一瞬だけ。
 
…どうかしてる。
 
こっそり深呼吸してから、フランソワーズは食べることに集中した。
 
 
 
ぴゅっ、と手で水鉄砲を飛ばした。
静かだ。
 
夕ご飯が終ると、フランソワーズは少し眠そうに壁にもたれた。
それでも、眠るまいとしている彼女の様子に、ジョーはそっと立上がった。
もう一度、風呂に行ってくる、と言って。
 
自分がいなければ、遠慮しないで横になれるだろう。
そう思った。
 
夜の露天風呂は入口付近に灯りが灯っているだけで、真っ暗だった。
特に奥の方には光が全く届いていない。
それでも、白い湯がわずかな光を集めて、うっすらと闇に浮かぶように見えている。
 
フランソワーズの言葉を思い出して、ジョーはしばらく露天風呂の中を歩き回った。
それほど嬉しくない。
諦めて、湯が湧いている奥の方へと進み、座った。
 
足を伸ばすと、新しい湯が沸いている感触がある。
さっきは、へえ…と思ったけれど、今はそれほど楽しくない。
 
フランソワーズが見たら喜ぶかもしれない。
 
ジョーはひっそり笑った。
彼女は、珍しいものを見るのが好きだから。
 
初めて見る温泉。
初めて見る露天風呂。
 
きっと、さっきも彼女は子供のようにざぶざぶ歩き回って、白い湯を両手ですくって、覗き込んで、匂いを嗅いでみて。
 
なんでもないものでも、彼女が嬉しそうに目を輝かせて見つめると、何か素敵なもののように思えてくる。
いつも、いつもそうだった。
 
野に咲くありふれた花も、ぽっかり空に浮かぶ雲も、頬を撫でる風も。
自分の回りがこんなに美しくて楽しいものに満たされている…ということを、ジョーはフランソワーズの目を通して初めて知ったような気がする。
 
やっぱり、見せてあげたいな。
 
静かに湧き上がる湯の中にそっと手をかざしながら、ジョーは思った。
どんなに喜ぶだろう。
 
…でも。
無理…だよな、いくらなんでも。
もちろん、無理だ。
 
ジョーはもう一度水鉄砲を飛ばした。
 
こういうの、フランソワーズ、知ってるかな。
教えてあげたらきっとすごく喜んで、笑うだろう。
…無理だけど。
 
ためいきをついたとき、きい、という音がした。
ためらいがちな足音。
 
…まさか。
 
ちゃぷ、と水音がした。
静かな波紋。
 
…まさ…か。
 
「…あ。ごめんなさい」
 
細い女性の声に、ジョーは飛び上がりそうになった。
おそるおそる振り向くと…黒髪の若い女性があごの辺りまでお湯につかって、こちらを見ていた。
 
 
更新日時:
2003.11.11 Tue.
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Last updated: 2013/10/17